ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(7/2/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と金剛さんよ」

悠「怖いくらいキミの言葉が好きで、何度も夢でくりかえしてる。今日もつかめないキミの正体にさ迷ってさ迷ってのおれだ」

金剛「恋の魔力というか……なんかの呪いじゃないか?とふと疑問した俺だ」

優希「むしろ他人の夢に現れる側かと……」

悠「夢に見るほどおれを愛してると?」

優希「ナイトメアだと言ってるんだよ」

悠「今夜は悪夢で苦しめ」

優希「やっぱりそういう類の妖怪か!」

金剛「しかし……アレだろ。自分の夢に出て来られても怖くはないんじゃないか?」

悠「そらまぁ、金剛は怖いものないだろうな。例え夢の中でパラメーターをスピードに全振りしたやたら俊敏な血まみれのババァが鬼の形相で追っかけてきても怯みはしない」

金剛「それは誰だって怖ぇよ!なんだよ俊敏なババァって!」

悠「ジェットババアとかの類だよ!」

優希「いや、違うだろ……けど、悪夢を見ても怖くないっていうのはなぜ?」

金剛「自分の夢の中なら最強は自分だろ。夢なんだから」

悠「お前ときどきなんか素敵だな。おっぱいもんでやろうか?」

金剛「前後で文の脈絡がおかしすぎないか?」

悠「褒めて身体にタッチ」

金剛「揉まれる側の気持ちも考えろ」

悠「筋肉ムキムキの野郎の胸を揉む側の気持ちも考えろや!」

金剛「……えっ、俺が間違ってるのか?」

優希「いいえ、そこにいる前髪お化けの存在が間違ってるだけです。」

悠「おれが居なくなったら金剛が泣くぞ」

金剛「………………多分、泣くかな」

悠「結構間があったな」

金剛「お前の場合、不意に姿を消したって、いつのまにか戻ってるイメージがあるんだよ」

悠「そんなにおれが大好きと」

優希「人の言葉を理解できない脳ならかわりに大鋸屑でも入れとけ」

悠「(╯⊙ ⊱⊙╰ )」

優希「ムカッ!」

金剛「いまのどうやった?っていうか何をやった」

悠「まず真顔になります」

金剛「お、おう」

悠「っで、髪をかきあげます。すると……」

金剛「か、髪をかきあげる?」

悠「(´、ゝ`)」

優希「できるかっ!」

悠「まぁ、前髪で顔の半分を隠してる人間にしか難しい技だ」

ぽろ…
金剛「なんか落としたぞ」

悠「あっ!」

金剛「なんだこれ、アイマスクか?」

【(´、ゝ`)】

優希「……こういうの何処で買ってんの?」

悠「ミハイルが作ったものをちょっと……」

金剛「この前は尻の玩具だったし……変なもの買うから金がなくなるんだぞ?少しは浪費を抑えろよ」

悠「ごめんよー、それあげるから許して~」

金剛「(´、ゝ`)」

悠「うわ、ムカつく」

金剛「お前がやらせたんだろっ!!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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