ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(6/25/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とゆうなよ」

悠「小鳥遊真拳免許皆伝のおれだ」

ゆうな「小鳥遊神拳免許皆伝のあたしだ」

優希「良く見ると娘の方が凄そうだ?!」

悠「まぁ、今適当口から出まかせ言ったんだけどね」

優希「分かってたよ」

ゆうな「あたしのは本物だけどね」

悠「マジで?!」

優希「心底驚いてる様子だけど?」

ゆうな「お父さんにも秘密にしてたけど……ついに会得したんだよ」

悠「へーほーすげー」

優希「わぁ、ノリ悪い……っていうか、バカにしてる」

悠「じゃあ、聞くが何が出来る?」

ゆうな「相手の骨をひっこ抜ける」

優希「恐ろしいな!?」

悠「へへっ、立派になりやがって」

優希「立派とかじゃないだろ!」

ゆうな「アバラとか抜きたくなったらいってね。すぐにひっこ抜くから」

悠「突き刺さった時にでも頼むよ」

優希「アバラが突き刺さるってもう重症だろ」

悠「一分一秒が死につながるんだぞっ!!」

ゆうな「緊急車両!緊急車両!」

優希「うるさいっ!」

ゆうな「まぁ、全部ウソなんですけどね」

悠「まったくお茶目な嘘つきやがって、チョキで殴るぞ」

優希「お茶目でもないし、お前がしようとしてることは洒落になんないからな」

悠「じゃあ二本貫指」

優希「なにかわ分からないけど絶対ヤバいことだろ」

悠「喉とか目玉とか刺すだけだよ。」

ゆうな「とうっ」

ザクッ!
悠「ぐぇっ?!」

優希「刺した?!」

ゆうな「なんかゴリュッとした」

優希「喉だろ……」

悠「げほげほっおぇ……げぇっ……えほっえほっげへっ……うぅ……うっ……はぁはぁ……ぜんぜん効かねぇな」

優希「ウソつけめちゃくちゃ咳き込んでるだろ、死にかけみたいに」

悠「ひゅーひゅひゅ……平気だ」

優希「呼吸の音がおかしい」

ゆうな「流石お父さん死なないね」

優希「(この子、殺す気だ?!)」

悠「ふふん、まぁな、こんなこともあろうかと思って頭蓋骨を仕込んであったからな」

優希「誰にでも頭蓋骨はあるし、喉に頭蓋は関係ないだろ」

悠「マジで?!」

ゆうな「そんなことないよ。」

優希「そんなことあるよ」

悠「だよなぁー」

優希「いや、納得すんなって」

ゆうな「ねぇー」

悠「あははは」

ゆうな「うふふふ」

優希「駄目だこのバカ親子」

悠「あぁん?」

優希「こういう時だけちゃんと話し聞いてんじゃねーよ!!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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