ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(6/11/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは窈さんと亮君よ」

窈「この前「小鳥遊悠」と勘違いされて補導されかけた俺です」

亮「普通に喧嘩ふっかけられることの多い俺だ。」

優希「……なんというか異色のペアですね」

窈「だよね。そういえばキミとちゃんと話したことってあったけ?」

亮「いや、なかったと思う……ます」

窈「いいよ、別に敬語使わなくて」

亮「そう……か、というか悠と似てて丸っきり別人だからなんか話しにくい」

窈「それって似てるってこと似て無いってこと?」

亮「パッと見は100%見間違う。けれど、近くだと丸っきり違う感じ」

窈「つまり?」

亮「外見が似てる別人」

優希「今日は髪といててラフな格好だからなおさらかな」

窈「オフだからね。じゃあ、ちょっとちゃんとしよっか。髪を結んで……眼鏡かけて……っと。」

亮「そうしてたらまるっきり別人……というか、小鳥遊窈だな」

優希「それでも顔つきとかは似てるんですよね……。」

窈「悠風に言うと爺に似てる。俺が言うと親父に似てるかな」

亮「複雑だ」

窈「あはは。単純に弥一さんに似てるってことさ」

亮「名前しか知らないからそれはそれでコメントし辛い」

窈「まー……確かに身内の話しだしね。話題変えようか。どうやって小鳥遊悠を倒すとか」

亮「無理」

窈「即答したね」

亮「運ゲーとかだったらあるいは勝てるかもだけどタイマンで勝つのは無理」

窈「じゃあ……組む?」

亮「は?」

窈「俺と組んで悠を闇討ち。どうだろうか?」

亮「いや、無理」

窈「迷いが無いなぁ。」

亮「ってゆーか、なんで悠を闇討ちしなきゃいけないんだか……オレは別に悠を酷い目に合わせるつもりなんてこれっぽっちも考えてないんだぞ。遠目でみてれば勝手に酷い目に会うやつだし」

優希「確かに……。勝手に自爆してる」

窈「でも……勝ちたくない?」

亮「勝ちたくないわけじゃない。当然勝ってみたいだけどアンタと組んで勝って、それは勝ちなのか?」

窈「キミってゲームとかする?モンスターハンターとか」

亮「するけど?」

窈「大きくて強いモンスターに挑む時……パーティ組むでしょ」

ともき「なるほどな。わりと分かりやすい例えだな」

窈「だろ。これでも分かりやすく物事を伝えて指示するのは得意なんだ」

亮「でも、無理。俺らが組んだくらいでどうにかなるわけがないし最悪、悠、金剛、摩耶君のスリーカードとかが来たら洒落にならない」

窈「だよねぇ」

優希「なんで急にこんな話題を?」

窈「何となくだよ」

亮「そういう所は悠に似てるよアンタ…」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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