ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(6/10/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と金剛さんよ」

悠「自宅の米を神の米に変えたおれだ。」

金剛「最近はどこもかしこも減塩だなんだと言われて困る俺だ。」

優希「神の米ってなに?」

悠「黒米っていう雑穀みたいなのだ。炊いたら真っ黒になる。うふふふっ」

優希「……」

金剛「お前十穀にさらに押し麦を足して炊いてたんじゃなかったのか?」

悠「さらに黒米」

金剛「盛りすぎだろ」

優希「口当たりっていうか味的にどうなんだよそれ」

悠「んー、水加減次第で固め軟めはコントロールできるし味は甘いな食感は大分もっちもちしてる」

金剛「……あれ、確か悠って」

悠「あー、硬めが好き」

優希「なにをどうしたいんだアンタ」

悠「何をどうって……健康に気を使ってる系だ」

優希「なんでもかんでも取り込めばいいってもんじゃないだろ」

金剛「そうだぞ、食えるだけマシだし……俺なんて柏に扱かれてるあいだ酷いときは水とサプリだけだった事が……」

優希「うーわー……拒食症の患者みたいですね」

金剛「サプリが嫌なら点滴で血液に直接流し込むと脅されたしな……」

悠「金剛」

金剛「うん?」

悠「おれの前であの野郎の話題をだすんじゃねーよ!!この浮気者っ!」

優希「無視します?それとも一応聞いときます?」

金剛「聞いといてやろう。無視する方があとあと面倒だ……」

悠「おい、打算的にひとの話しを聞くかどうかの判断をするな」

優希「悠もしそうだけどな」

悠「とうぜんするよ。けど……おれの場合結果的に悪い方、悪い方へと話がこじれていく呪いがかかってる。万が一にも今日の帰り道、崇が現れて笑顔で声をかけてきてみろ。考える間もなくマイナスとなる。その場から逃げても捕まって更にマイナスのマイナス、負のスパイラル、不幸スパイラルだよ!!」

優希「しらねーよ」

悠「ゆうりんって呼んでもいいぞ」

優希「アリクイにでも齧られてしまえ」

金剛「すまん、なんのネタなのか分からないんだが」

悠「じゃあ、この話しはいいや。とにかく金剛は一刻も早く柏と縁を切れ」

金剛「今さら無理だろ……。家の場所だって割れてる訳だし」

悠「……殺っちまえ」

金剛「いっちゃあ悪いけど、お前の発言の恐ろしさは柏に準ずるものがあるぞ」

悠「あー?」

金剛「睨むなよ」

悠「睨んでますん」

金剛「どっちだよ!」

悠「好きな方にとっとけ」

優希「完全に睨んでるってことじゃん」

悠「いや、ほら、おれのプリチーfaceだと睨んでても分からないだろ」

優希「はぁ?」

金剛「自分が思ってるより目つき悪いからな。髪で見えてないだけど」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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