ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(6/6/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とともきくんよ」

悠「ホームセンター大好きのおれだ」

ともき「そこにはデリカシーは売ってないぞとツッコム俺です。」

優希「確かに」

悠「そんなことない。この前だってチェーンソー見にいってただけだし」

ともき「チェーンソーなんか必要なのか?」

悠「……いつかきっと」

ともき「それで……買ったのか?」

悠「いや、真桜に話したらそこそこキツイビンタをもらった。」

ともき「駄目じゃねーか」

悠「いっとくけど世界広しといえどもカウンター主義の真桜から攻撃させる男なんておれぐらいだぜ?」

ともき「それはただお前の一挙一動にとてつもないフラストレーションを発してるんだろ」

悠「面白い冗談だな」

ともき「本気だよ」

悠「やれやれだぜ」

ともき「こっちのセリフだ」

悠「そういえば水着のシーズンだな」

優希「夏服ぶち抜いて水着かよ」

悠「夏服ぶち抜くってなんかエロ~い」

ともき「脳ミソピンク色か」

悠「おれの脳細胞は灰色だ。けっして吐き気を催す色はしていないぞ」

ともき「ポアロか」

優希「あれってなんで灰色の脳細胞なんだろう」

悠「脳を含む中枢神経は、灰白質と白質とに分類されてる。灰白質は神経細胞の集まっている部分。白質は神経細胞から伸びている神経線維。物事をよく考える脳の部分は、他の生物、動物と比べてヒトで多い大脳皮質という部分だ。つまり大脳皮質は灰白質がいっぱい」

優希「要は灰色に見えるってことか」

悠「そゆこと」

ともき「灰色の脳細胞のときと吐気を催す脳細胞のときがあるってことだな」

悠「待て待て、口にするのも憚られ吐き気を催す色してないよ」

優希「増やすな増やすな」

悠「まぁでも、水着か夏服かって聞かれたら……全裸が良いよね」

ともき「誰も聞いてないし思ってないよ……そんなこと」

悠「そんな諭すようにいわないで」

優希「諭して聞くような相手じゃないしな。というか……ひとの話をきかない」

悠「聞いてる聞いてる。聞いたうえで従わないだけ」

ともき「文字通り聞いてるだけか……」

悠「うん♪」

ともき「うわ、ムカつく」

悠「そんなムカつくなよ。じゃあ半裸で手を打つよ」

ともき「誰に対して何の手を打った」

悠「こうやって言い続けてれば誰かが見せてくれるかもしれないだろ」

優希「ねぇよ」

ともき「ああ、あり得るかもな」

優希「えぇ?!」

ともき「レスラーとかボクサーとか、ドス構えたヤクザとか」

悠「男ばっかりか!!しかも最後のは特にヤベェ!!」

ともき「性別いわなかったし、そっちのほうがかなりあり得るだろ」

悠「ぐぬぅ」

優希「しかも反論できないと」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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