ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(5/31/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と王さんよ」

悠「ゾンビ云々よりこの人が怖いおれだ。」

王「ホラー映画大好きの王さんでーす♪」

優希「……」

悠「うん、ノーコメントが当然の反応だよな。うん……」

王「なんで?」

悠「なんでて……まぁいいや、それは置いといてアンタってホラー好きなの?」

王「好きだよん。特にゾンビ物とかいいよね。面白い」

悠「意外っていうか、アンタなんかそういうの見ててもつまらなそうな気がするんだが」

王「えぇー、ひとが襲われて食われるってすっごくない?超贅沢、億単位の物を食べてるんだよ?」

悠「値段を着けるな……」

王「まー、でも王さんはお金とかどうでも良いんだけどね。マーケティングが好きなだけで」

優希「マーケティングならお金は大事なんじゃ……」

王「うんだいじだにゃー。「大事」と「どうでもいい」は違うよん。玩具を買うのにお金は必要だから「大事」でも金っていう「紙切れ」に興味は無いの。」

悠「金は信用があって金として機能するからな……っていうか、ゾンビの話に戻していいかな。」

王「どうぞ、どうぞ。あ、ガム食べる?」

悠「このタイミングでガム進めてくるとか……何ガム?」

優希「もらうのかよ」

王「ガチャガチャの丸い奴。色はまっさお~」

悠「あぁ、あの正体不明味の……うん、やめとく。」

王「そぉ?じゃあ、あとであげるねん」

悠「ちなみにアンタはゾンビに囲まれたらどうする?」

王「喉から延髄抜けばいいんじゃないかな。」

悠「やだ、この人も怖い」

王「あはは~怖くないよ~」

優希「(普通に怖い)」

王「でも、売り物にならないから駄目だね。ゾンビは」

悠「感染者だしな…」

王「まーでも、やっぱり人間どおしがたのしーよね。」

悠「どういう意味で」

王「怪物て結局怪物でしょう?そういうのの末路はみじめだと思うよ」

悠「……いっちゃいけない言葉がここまで出てきてる」

優希「我慢しとこう」

王「いっちゃいなよ」

悠「お前も怪物だろ」

王「あははー、悠たんウケル~。」

悠「えぇ……」

王「はい、面白かったからガム二つあげちゃう」

悠「赤と青……。」

優希「よかったな」

悠「一個やるよ。これ、半端なく甘いし」

禅「……」

優希「無言で手を伸ばした?!」

王「んー?ガム欲しいの?じゃあ、きみにもどーぞ」

ぼろぼろぼろ…

悠「手いっぱいのガム玉?!」

優希「いったい何個持ってるんですか……。」

王「ガチャガチャありったけ分」

悠「なんて大人買いだ……」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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