ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(5/14/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と寅くんよ」

悠「寅…あなたの「覚悟」は…この登りゆく朝日よりも、明るい輝きで『道』を照らしている。そして我々がこれから『向かうべき…正しい道』をもッ!……のおれだ」

寅「殴りたい……あー、俺だ」

優希「ただ率直な感想が飛び出してましたね今」

寅「殴るか蹴るか……その二択しか思いつかなかった」

悠「お前カルシウムが足りて無いんじゃないのか?豚足やるから落ちつけよ」

寅「生臭いから近づけんなボケ」

悠「美味しいのに」

優希「豚足好きなのか?」

悠「いや、ほとんど喰ったこと無い」

優希「なんだこのゴミ」

悠「……」

ぐりぐりぐりぐり…
優希「豚足でつつくなっ!」

悠「ゴミとか言われたんだけど」

寅「他になんて言って欲しいんだ?屑か?」

悠「……じゃあ、敬意を込めて小鳥遊様って呼べ」

寅「殺すぞ」

悠「なんて呼んでほしいのか聞いて来たから答えたのにkill宣言ですよ。」

優希「っていうか、「様」付けで呼ばれたいとかア……」

悠「それ以上はいわない方が良い。本当に様付で呼んでる奴らがキレるぞ」

優希「……」

悠「まぁ、馬鹿丸出しだよな」

優希「いったよコイツ」

寅「敵を作るのと人をイラつかせることに掛けては天才的だからな」

悠「そんなに褒めるなよ」

寅「……」

悠「暴言はいいけど無視はすんなよ。何その真顔、寅君の感情は何処に落としてきちゃったんですか!!!!」

寅「お前のデリカシーとかオブラートとかを何処で無くしてきたかのほうが気になるよ」

悠「多分免罪符みたく買い取られたよ」

寅「わからない。お前が今の今までのうのうと暮らしていることが」

悠「おれにだって平凡に暮らす権利くらいあるよ」

寅「ねぇよ」

悠「否定される意味が分からない」

寅「お前の存在より理解できるだろ」

悠「存在から否定するのはやめてくれないかなそれで終わっちゃうから」

優希「否定し返す気は無いのか」

悠「そんな口論など時間の無駄だ」

寅「お前との会話も大概時間の無駄無駄無駄無駄ァだけどな」

悠「なんで……なんで、そんないい台詞とるんだよ!!おれにいわせろよ!!」

優希「怒る部分がズレるな」

悠「おれがズレてるんじゃなく。世界がおれに追いついてないんだよ。」

優希「一生かかっても追いつきたくない」

悠「暗闇に道を開くのは、「覚悟」のある者だけだ…」

優希「うるせぇよ」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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