ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(5/10/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と揺光よ」

悠「全ての現象には必ず理由がある……ガリレオ大好きのおれだ。」

揺光【盛者必栄の妾じゃ。】

優希「じゃぁ、悠の隣に居る超々超常現象体は?」

悠「……」

揺光【コンコン♪】

悠「狐だ」

優希「それでいいのか」

悠「いいんだよ。狐なんだしな」

揺光【まぁ、狐は狐じゃな。美人で美しい狐ではあるがのぅ。コンコン♪。】

悠「美人と美しいでダブってるぞ」

揺光【では悠の愛人否愛狐とでも名のろうか】

悠「誤解を招くから止めれ」

稲葉「誤解でもないでしょ」

悠「おれは他人の情事に首を突っ込んでからかうのは好きだけど自分がいじられるのは嫌いなんだ」

優希「知ってたけど、ふてえ野郎だな……。」

揺光【これが善いのではないか。この意地の張った悪餓鬼のようなところがな】

優希「はぁ……」

悠「なんだろう、褒められた気がしないこともなくもない」

優希「どっちだよ。」

揺光【ちなみに妾から見て一番の魅力は回復力と技術量じゃな】

優希「殺しても死なないですもんね」

悠「殺されたら死ぬよ」

揺光【否々、そうではなくて夜伽の……】

悠「なぁ、揺光さんよ。おれを陥れて楽しいか?」

稲葉「楽しいわ」

悠「なんでお前が答えてる?!」

揺光【愉しいぞ】

優希「結果は変わらなかったな」

悠「まぁ、分かってたんですけどね」

揺光【ならば善いではないか、諸行無常よ】

悠「どこの信長さんだ」

揺光【妾ではないが同族の狐が織田の倅に撃たれたことがあった】

悠「そんなちょっと昔の思いで話しみたく語ってるけど、安土桃山級の昔だからな」

揺光【たかだか500年前じゃろ】

悠「正確に言うと本能寺の変が天正10年……つまり1582年だから、431年前だろ。」

揺光【細かい奴じゃな。殺してしまうぞ】

悠「鳴かぬなら殺してしまえ杜鵑」

優希「むしろ鳴いたから殺される感じだな」

揺光【鳴くのなら焼いてしまえ杜鵑。】

優希「これは怖い。」

稲葉「新しいのが増えたわね」

優希「信長、家康、秀吉、揺光さん……」

悠「清正は?」

優希「清正?」

悠「鳴け聞こう我が領分の杜鵑……っの加藤清正だよ。別名虎之助」

優希「アンタの歴史知識は知らんがな」

悠「わりと有名キャラだぞ賤ヶ岳の七本槍のひとり。」

揺光【七本槍と称されとるが十数人おったよなぁ】

悠「石田三成や大谷吉継、一柳直盛も含めた羽柴家所属の14人だったはずだ。」

優希「ダメだ内容がマニアックすぎてついてけない」

稲葉「関係ないけど石田三成と大谷吉継は「刎頚の友」って呼ばれてるわよね。石田光臣さんと石田吉継さんってひとは夫婦してるのよ」

悠「光臣と石田吉継って誰だのうえ何情報だよ」

稲葉「分かる人には分かる話しだし。そのうち会うわよ。きっと、それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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