ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(5/7/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とミハイル殿下よ。」

悠「人の心に何かを伝えるというのは、すばらしい事だ。だが、時として「カス」が残る。 「恨み」というカスがな……のおれだ。」

ミハイル「流体研究機関名誉顧問の僕だ。」

優希「流体力学って宇宙工学に関係するあの?」

悠「連続体力学の一部で流体の変形や応力を扱う物理学の分野だな。宇宙工学はその応用分野。まぁ、こいつがまともな研究をしてるとは思えないが」

ミハイル「馬鹿をいうな。僕は国王でもあるが科学研究の第一人者だぞ」

悠「科学を売って金を手にする奴だろ」

ミハイル「当たり前だろ」

優希「言い切った。」

ミハイル「何事にも優先されるのは金になるかならないかだ。夢や希望では喰っていないんだぞ」

悠「お前は食いぶちより金銭で生きてるだろ生臭小僧」

ミハイル「ふん、僕は大人なだけだ」

優希「違うと思う」

悠「惑星からの物体Xは年齢という概念が無いんだろ」

ミハイル「誰が惑星からの物体Xのクリーチャーだ。」

悠「もちろんお前だ」

ミハイル「仮にそうだったとしたらお前を真っ先にとりこんでやってるよ」

悠「火炎放射機で丸焼きにしてやらぁ。この害虫が」

ミハイル「はっはっは、よーし、戦争だ。」

優希「冗談でもやめてください」

ミハイル「冗談のわけ無いだろ」

悠「今ここで絞めあげとくか?」

優希「それも仕方ないですね……」

ミハイル「貴様ら……一国の王に手を出してタダで済むと思うなよ!!」

悠「大丈夫だ。お前に何かあると悲しむ人間より喜ぶ人間の数が各自治に勝つから」

ミハイル「どーいう意味だ!」

悠「そういう意味だよ」

ミハイル「本気で僕を怒らすと怖い目にあうぞ」

悠「そろそろ殴るぞ」

ミハイル「暴力は何も生まない」

悠「意見をころころと変えるな」

ミハイル「僕は他人がどれだけ痛い目に会おうと自分さえ無事なら何でもいいという信念は貫いてある」

優希「そんな信念はティッシュに包んで捨ててください」

悠「コイツの存在を捨てるべきだと思う」

ミハイル「僕は世界の宝だぞ」

悠「負の遺産だろ、もしくは生ごみ。」

ミハイル「こんなみずみずしくて潤った生ごみがあるわけ無いだろ」

悠「もう喋んな。お前の息は腐った卵の匂いなんだから」

ミハイル「匂いが取れなくなるほど吐きかけてやろうかコラ」

悠「口で息をする必要なくしてやろうか」

ミハイル「僕は鼻と口で呼吸できなくてもへそでできるそ」

優希「どんどん人間じゃないことを証明していきますね……。」

悠「いっただろ、コイツは人類じゃないんだよ……。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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