ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡
ー稲葉の部屋(仮)ー
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日のゲストは六花ちゃんよ」
六花「いぇーい♪よろしくー。あれ、あたし一人?」
禅「はい…今日は…もう一話は…俺がいきます…から」
六花「じゃあ、話すねー。コホン……ガキの頃だったかな。友達が持ってきた「心霊写真」を見せてもらったの…。」
電気を消した真っ暗な和室が写るその一枚。
見た感じ、幽霊らしきモノは見当たりませんでした。
あたしは「コレのどこが心霊写真なの?」と聞きました。
「よく見てよ」友達が気味悪そうに言い捨てました。
目をこらして、よく見ました。
すると、赤い糸切れのようなもの(3~5mm程度の細い線)が、写真上にいっぱい写っているのが見えました。
垂直に、何もない空間から垂れ下がるように・・・
その時、「うわっ!!」同時にあたしは叫びました。
赤いたくさんの糸は血。
口から流れる血。
人間の顔が写真に一面に写っている!
口から血を流しながら、あっちにもこっちにも!
いっぱいいっぱいいっぱいいっぱい!
六花「「これ、お父さんとお母さんの部屋」友達が表情のない声でそう言ったのを、今でも覚えてる…。」
禅「…この…話は…知り合い…か…ら…聞いた…話です。」
あるひTが珍しくまじめな顔で、私に話してくれました。
Tが不動産業に就職して、友人から結構頼まれたそうです。安くて いい物件があったら教えてくれってTもなるべく友人の希望にこたえていました。
ところが、友人の一人にこんな予算じゃとても一軒家なんて借りれないよと言うような無理な注文をされて、さすがに断ったそうです。
その人も、そうだよなといって引き下がったそうですが、しばらくして電話がありました。
『あの値段で一軒家を借りたよ!!』って郊外ならともかく、都内のあの場所では考えられないような家賃だったそうです。
普通の家では…
しばらくして、その友人から連絡がありました。
その友人の第一声は『おかしいんだよ』話を聞いてみると、こういうことだった。
引っ越しの荷物を運び終え、とりあえず生活に支障がでないものだけ運び終えたとき、電話のわきに青いクレヨンがおいてあるのに気づいた。
特に気にもとめず、引っ越しを手伝ってくれた仲間と一緒に飲んで、そのまま雑魚寝したそうだ。
その家に泊まった人間がみんなおかしな事を言う。
夜中に誰かが壁をたたいてうるさくて眠れなかったとか、子供が騒いでいたとか。
その家に駆けつけたTは家の中に入ってから訳の分からない違和感を覚えたそうだ。
そして、すぐに気づいた。外から見た間取りだと、一部屋足りない。どう考えても、奥に一部屋あるはずだ。
友人と二人で、真新しい壁を崩してみたところ、思っていたとおり奥にはもう一つ部屋があった。
中に入ってみると、壁じゅうに…
だして だして おとうさんだして おとうさんだして おとうさんだして おとうさんだして
禅「青い…クレヨン…で…書いて…あった…そう…です。」
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日のゲストは六花ちゃんよ」
六花「いぇーい♪よろしくー。あれ、あたし一人?」
禅「はい…今日は…もう一話は…俺がいきます…から」
六花「じゃあ、話すねー。コホン……ガキの頃だったかな。友達が持ってきた「心霊写真」を見せてもらったの…。」
電気を消した真っ暗な和室が写るその一枚。
見た感じ、幽霊らしきモノは見当たりませんでした。
あたしは「コレのどこが心霊写真なの?」と聞きました。
「よく見てよ」友達が気味悪そうに言い捨てました。
目をこらして、よく見ました。
すると、赤い糸切れのようなもの(3~5mm程度の細い線)が、写真上にいっぱい写っているのが見えました。
垂直に、何もない空間から垂れ下がるように・・・
その時、「うわっ!!」同時にあたしは叫びました。
赤いたくさんの糸は血。
口から流れる血。
人間の顔が写真に一面に写っている!
口から血を流しながら、あっちにもこっちにも!
いっぱいいっぱいいっぱいいっぱい!
六花「「これ、お父さんとお母さんの部屋」友達が表情のない声でそう言ったのを、今でも覚えてる…。」
禅「…この…話は…知り合い…か…ら…聞いた…話です。」
あるひTが珍しくまじめな顔で、私に話してくれました。
Tが不動産業に就職して、友人から結構頼まれたそうです。安くて いい物件があったら教えてくれってTもなるべく友人の希望にこたえていました。
ところが、友人の一人にこんな予算じゃとても一軒家なんて借りれないよと言うような無理な注文をされて、さすがに断ったそうです。
その人も、そうだよなといって引き下がったそうですが、しばらくして電話がありました。
『あの値段で一軒家を借りたよ!!』って郊外ならともかく、都内のあの場所では考えられないような家賃だったそうです。
普通の家では…
しばらくして、その友人から連絡がありました。
その友人の第一声は『おかしいんだよ』話を聞いてみると、こういうことだった。
引っ越しの荷物を運び終え、とりあえず生活に支障がでないものだけ運び終えたとき、電話のわきに青いクレヨンがおいてあるのに気づいた。
特に気にもとめず、引っ越しを手伝ってくれた仲間と一緒に飲んで、そのまま雑魚寝したそうだ。
その家に泊まった人間がみんなおかしな事を言う。
夜中に誰かが壁をたたいてうるさくて眠れなかったとか、子供が騒いでいたとか。
その家に駆けつけたTは家の中に入ってから訳の分からない違和感を覚えたそうだ。
そして、すぐに気づいた。外から見た間取りだと、一部屋足りない。どう考えても、奥に一部屋あるはずだ。
友人と二人で、真新しい壁を崩してみたところ、思っていたとおり奥にはもう一つ部屋があった。
中に入ってみると、壁じゅうに…
だして だして おとうさんだして おとうさんだして おとうさんだして おとうさんだして
禅「青い…クレヨン…で…書いて…あった…そう…です。」