ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(4/20/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とともきくんよ」

悠「心優しいとご近所で有名なおれだ。」

ともき「少なくともそういう意味で有名じゃないだろと補足しておく俺です」

優希「心優しい奴は、人ひとりを殴り殺そうとしない」

悠「……え?」

優希「え?っじゃねーよ。昨日のことだろ」

悠「…………あ、いやいや。」

ともき「お前今完全に忘れてただろ」

悠「いやいや、そんなこたぁーないですよ」

ともき「じゃあ、昨日しでかしたことをいってみろ」

悠「世界を守るために地球外生命体を撲殺しようとしたが驚異の生命力で普通に歩いて帰りやがった」

優希「……最初の部分はともかく間違いでもないのかな」

悠「ミハイルが人間なら、おれはローマ法王だ」

ともき「比較が意味分からん」

悠「あれは人の皮を被った何かだといいたいんだよ。まぁ、見た目も潰れた肉まんだから人にも見えないが」

ともき「えらくバッシングするんだな」

悠「うん」

ともき「……あ、あぁ、うん。普通に認められた」

悠「おれの中のゴーストが囁くんだ。やつは敵だと」

ともき「お前の中には何が潜んでるんだ」

悠「マーラとか」

ともき「淫魔獣じゃねーか」

悠「マララギオンつよいじゃん」

ともき「しらねーよ。日本語を話せ」

悠「日本語」

ともき「蹴り殺すぞてめぇ」

悠「おいおい、どうしてそんなに凶暴になってる?ここはサバイバーのスタンドが発動してるのか?」

優希「よかったじゃん。ついにスタンドが開花して」

悠「やーだー、人型が良いの!サバイバーとかじゃだーめーなーのーっ!」

ともき「うぜぇ」

悠「おいおい、蹴り殺すとかうぜぇとか千夜みたいになってるぞ」

ともき「お前がそうさせてるんだろ。もう少し、周りの血圧をあげるような発言を控えろ。この動くストレス発生源」

悠「こんな罵倒は初めてだ」

パチパチパチ……
優希「すばらしい」

悠「なに拍手してんだよ。その手をタコ煎餅のタコの姿みたいくぺっちゃんこにしてやろうか。」

ともき「例えがヘタすぎる」

悠「気のせいだろ」

ともき「もはや否定とかじゃなくこっちの勘違い風にし始めやがったな」

悠「そうやって臨機応変に生きてかないでどうするんだよ。適応能力の無い奴はまっさきに食われていくぞ」

ともき「あー、ぶん殴りたい」

稲葉「素手で殴っても痛いだけだわよ。メリケンで良かったらあるけど使う?」

悠「うん、それ撲殺凶器。おれでも使ったことないのに」

優希「アンタが使ったら本当に狂気だよ」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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