ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(4/13/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とともきくんよ」

悠「覚悟はいいか?おれはできてる……のおれだ。」

ともき「悠の相手がめんどくさくなってきた俺です」

優希「凄く……わかります」

悠「お前ら……そこまでおれのことが大好きか、ああもう愛おしのぅ!」

ともき「耳の穴から高水圧噴射機突っ込んで脳みそ洗浄しろ」

優希「耳の穴からエタノール流し込んで殺菌しろ」

悠「おれの耳をそんなにレイプしたいのか貴様ら」

ともき「こっちが耳と脳を犯されてる気分だよ」

悠「そんなSAN値さげてるか?おれは這い寄る混沌か?」

優希「這い寄るっていうか……迫りくる絶望?」

悠「なんだその攻撃力2800で守備力3000くらいありそうなネームは」

ともき「?」

優希「?」

悠「あれ?えーと……星8/闇属性/アンデット族/このカードが相手のカードの効果によって手札またはデッキから墓地に送られた時、このカードをフィールド上に特殊召喚する……。」

ともき「?」

優希「?」

禅「それ……は……闇よりい……でし……絶望……です」

悠「禅、ナイス!」

ともき「悠ってさ、恵まれてるよな」

悠「美貌に?」

ともき「髪が邪魔で面ぁ見えねぇだろ」

悠「やぁん……怖い」

ともき「じゃなくて、誰かしらがツッコミいれてくれるからって話しだよ」

悠「あぁ、だって誰かがブレーキかけなきゃ延々とボケ続けるんだぞ?そりゃ誰か止めるだろ」

優希「分かってていってんだな。確信犯なんだな」

悠「確信も無くボケまくる奴が何処にいるってんだいっ!」

優希「この野郎……!」

ともき「やめとけ……相手にすると余計に調子づくから」

悠「うしゃしゃしゃ!」

ともき「アイツは他人のツッコミを喰らって生きる妖怪だ。なんでも栄養に変えちまう」

優希「手に負えない吸収系のモンスターですね…。」

悠「おい、さすがに言いたい放題すぎじゃないか?」

ともき「他にどういえと?」

悠「あー……伝説の勇者とか」

ともき「はんっ!」

悠「鼻で笑われたしー」

禅「ですが……仮に……勇……者だ……として……も……悠さん……は…使い……難い系……ですよね」

優希「っていいますと?」

稲葉「例えると……こう、攻撃、回復、補助と揃ってるけど……前衛にしたらどことなくパワー不足、かといって回復全般にも向かず補助も専門職主に比べたらそこそこ。習得スキルは多くても最上級系までには達しない感じ?どっちつかずっていうか、帯に短し襷に長しで……序盤は役に立つけど、中盤からはとりあえず入れとこう扱いで、終盤はもう盾にするか、ドーピングの自爆特攻キャラ。」

悠「おい、生々しい例えをすんな」

ともき「あぁ、パワー&タフネスなら金剛さんに負けて、スピード&テクニックなら摩耶君に負けるって感じか」

悠「やめろっ!そんな具体的かつリアルな例をあげて痛いところを抉るなっ!!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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