ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(4/8/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と神姫さんよ」

悠「マヌケが……知るがいい…………「世界」の真の能力は…まさに!「世界を支配する」能力だということを!のおれだ」

神姫「地獄の炎を翳して焦がす私よ」

優希「……え?」

神姫「……口上を適当に考えろって頼んだけど何これ?」

悠「だ、ダメでしたか?」

神姫「どう……思う?」

悠「……これが運命ならあるがまま受け入れよう!」

ベシッ!!
悠「タコスッ!!」

優希「うわ……これが禁断の目デコピン」

神姫「まぶたの真上からより、下まぶたから打ち上げるように狙うと眼底のなかでまわるから更に追加ダメージよ」

悠「ぁ…ぁぅ……」

優希「結構……きつそうだな。まだ回復してない」

悠「あのね……普通にね。目玉なんか叩かれたら誰だって痛いし怖いから。」

神姫「勇気とは怖さを知ること、恐怖を我がものとすることよ」

悠「ついにはツェペリまで取られた……」

稲葉「でも、実は痛くないのよね?バリアーでガードしてるから」

悠「痛いよ!目見てみろ!充血してるだろ!!っか、バリアーは風の面を圧さないと出来ないから無理だから!!」

神姫「そんな事もないわよ」

悠「マジで?!」

神姫「千歳君」

優希「は、はい?」

神姫「ちょっと私を殴ってみて」

優希「えぇ?!」

神姫「いいから、龍剄気孔の神髄。各バリアーを見せてあげるわ」

優希「い、いいんですね?」

神姫「えぇ」

優希「いきますよ……!」
ブンッ!

神姫「まず、十神将が得意とするガード技」

グイっ!
悠「へっ?……がふっ!?」

優希「あっ……」

神姫「これがゾンビシールド。近くにいる奴を盾にするお手軽で便利な技よ」

悠「誰がゾンビだ!!龍剄関係ないし!っか、これいつだったか猿渡のおっさんにもやられたわ!!」

神姫「じゃあ、もう一回殴ってみて」

優希「は、はぁ……いきますよ」

ピッ……ガンっ!
神姫「……」

優希「手応えが無いって感じですね」

神姫「これは初級、この空壁はあくまでも副産物……これくらいなら手を使わずにでも使える。手を使ってやる本当の風壁は……もう一回殴ってみて」

優希「はぁ……これはこれで精神的に疲れるんですけど」

神姫「これが最後よ。遠慮なく力いっぱいきなさい」

優希「……このっ!」

ゴッ……クンッ!

優希「あっ!」

悠「ごふっ?!」

神姫「ぶつかってくる拳と風壁を張るタイミングと場所をピンポイントに絞れば弾き返す事が出来るわ。特に名前は無いけどバリアーってよりはリフレクトね」

悠「左目玉と右と左頬殴られた……」

優希「えっと……俺は悪くないよな?」

神姫「誰も悪くないわ。実験中の木偶人形と同じだもの」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
11/100ページ
スキ