ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(3/21/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と寅君よ」

悠「昨日背筋が冷たくなるほどゾッとしたおれだ」

寅「しょんっ!……あぁ、かふんしょうの俺だ」

優希「ティッシュどうぞ」

寅「すまん……。」

悠「寅、花粉症なのか」

寅「元来病気らしい病気はしてきっ…くしゅんっ!あぁ、病気はかかって来なかったのに、毎年これだけはっ……くしゆっん!かかる。」

悠「大変だな」

寅「それよりなんだよ。お前がぞっとしたくしっ!ことって」

悠「あー……声を出してにこやかに笑う崇」

優希「わぁ……」

紅菜「超レアですね」

悠「薬でラリってただけなんだけどな」

優希「そつちのほうが衝撃だよ?!」

悠「薬ったって脱法ハーブとかじゃなくモルヒネだぞ」

優希「完全に薬物じゃないか」

悠「わかった。おれの説明不足だ……鎮痛剤程度のモルヒネだ」

寅「あの薬って中毒性あんだろ?」

悠「アヘンに含まれるアルカロイドで麻薬のひとつだからな。モルヒネは色々な病変、怪我等による疼痛(とうつう)の軽減に、鎮痛・鎮静薬として有効。けど、依存性が強い麻薬の一種だから、法律により使用が厳しく制限されてる。だけど、適正量を守って使用すれば問題は無い。ニトログリセリンだってそうだ薬にも毒にも爆薬にもなる」

寅「花粉症には効かないか?」

悠「それには無理だわ」

寅「チッ……くしゅん!」

悠「ただ、一番ヤバいのはな。鎮痛剤って結構手足とかに力入らなくなるのに、それを投与して平気で動き回れる崇の精神力と身体能力だ」

優希「いわれてもピンとこないけど……とりあえず凄いことなんだな」

悠「凄いっていうか、オカシイよ。人として」

寅「お前が人としてとか良く言えるな」

悠「言えますよ!!だって、ぼく人間だもん」

寅「くしゅん!!あー……薬、飲んどくか」

優希「水どうぞ」

寅「おう」

悠「はいはいはーい!無視よくないよー!そういうのホーントに良くないよ!!おれバカにされるより無視されることに怒るタイプだぞ!エリナばあちゃんに買ってもらった服が汚れたことに怒るタイプだぞ」

優希「黙れジョースター。」

悠「のってくれてありがとう」

優希「無視しつづけたら延々いいそうだったからな」

悠「ブラボー、正解だ」

寅「くしゅんっ!!」

悠「……本当につらそうだな」

寅「怖いもんなんか無いが……花粉だけは怖いな…くしゅん!!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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