ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(3/14/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と窈さんよ」

悠「頭のなか空っぽの方が夢詰め込めるおれだ。」

窈「流れる汗もそのままに……の俺です」

優希「確かに空っぽらっ?!」
べちっ!

悠「し~り~は~め~波!」

優希「尻ボール投げただけだろ!っていうか、ネーミング最悪だな!!」

悠「ぶひゃひゃひゃ」

窈「なんて酷い笑い方」

優希「……はい、じゃ、今日の始めます。」

悠「どんと来い」

優希「豪華な面子と料理、とあるパーティーに参加したあなた。テーブルにたくさん並べられた料理の中で食べたかった料理があったのですが取り損ねてしまいました。こんなときあなたならどうしますか?」

紅菜「A他の料理で補うからもういらない。Bお目当ての料理が追加されるのを待つ。Cお目当ての料理を手に入れた人に一口もらう。Dお目当ての料理を追加注文する。」

悠「D。食べたいものを食べるのが料理の楽しみだろうが!!」

窈「Bかな追加されるまで適当に他のを食べたり喋ってる」

紅菜「今回の概要は、料理はあなたの隠された欲望を象徴しています。料理を手に入れるためにどのような行動をとったかによって、先天的な性格内に存在する執着心の強さ。つまり『他人を裏切るなんて朝飯前!?』あなたが本来の性格の中で持ちうる腹黒度を暴きます。」

優希「Dの料理を追加注文は、まさに欲しいものを得る上では一番の正攻法。そんな手段をとるあなたの腹黒度はゼロ。」

窈「おっ」

悠「まぁこんな純粋なおれが腹黒いわけがない」

優希「ただ、自分の持つ欲望のために発揮されるその素直さが常に正しい選択であるかは別問題、自分が正しいと思う行動に即うつせることは評価出来るポイントではありますが、時と場合にもよるということです。ときには周りにいる人の都合や空気をきちんと読んで、その場に適切で現実的な言動がとれるように注意しましょう。それが出来ないとKT幼稚人格者。他者からも第一印象『素直で純粋』⇒最終評価『協調性欠如の餓鬼』と落ちぶれていくことは間違いないでしょうとっても残念な素直人にならないように気をつけて。信念は言ったもん勝ち、でもその正直が裏目に出ることも腹黒度0%」

悠「ひゃひゃひゃ……誰が協調性欠如のガキだコラ」

優希「昨日、一昨日はキレなかったくせにここでなぜかキレた?!」

窈「俺は?」

紅菜「お目当ての料理を諦めきれず、次のチャンスを待つあなたの腹黒度はやや高め。欲望にまかせた行動はスマートじゃないから自分では起こさない、つまり自分の手を汚さず涼しい顔して周囲にけしかけ目標を達成する策士タイプです。ドラマや映画に登場する人物内にひとりはいますよね、性格悪そうで少し嫌味だけど
知的で物静かな物腰、しかも無駄に美形でモテキャラ。ただそれはあくまでスクリーン内での夢物語、現実世界は当然そんな甘いものでは
ありません。確かに職場では、そのいやらしいまでのしたたかさが功を奏して有能とされる場合もありますが、友情や恋愛関係では空回りしまくります。腹黒さ80%」

窈「ここにきてこの結果か……。」

悠「信頼度高いのに腹黒いってどうなんだ」

窈「嘘つきなのに腹黒くないっていうのもどうなのさ」

紅菜「そして、Aの料理をあっさりと諦めることの出来るあなたは、よっぽどのことがない限り他人を裏切らない腹黒度は低めのタイプ。まさに信頼に値する人物。ではありますが、物事に対する執着心が弱すぎるというのもある意味考えもの。目標を抱いても何らかの壁に直面した途端にすぐ諦め、脱落してしまう軟弱者
とも捉えることが出来るからです。信頼は出来るけど志が低くいざというときに頼りにならない残念人。頼りないけど優良人格者・・・腹黒度20%」

優希「Cのたとえ料理が他人の手に渡ってしまったとしても、それでも諦めない欲深きあなたは欲望のためには手段を選ばないタイプ。『欲しい』と決めたら最後自分が持ちうる能力をいかんなく発揮し、他者を裏切ることにも迷いなく最終的には手に入れて欲を満たす強烈な人。もちろん腹黒度は最高級!仲間にひとり居るとたくましいが、敵にまわすと最強の難敵となるでしょう。我が生涯(欲望)に一片の迷いなし腹黒度MAX100%」

悠「今回は当たり的なの無くね?」

窈「腹黒いっていわれると……職業上仕方ないといっていいのか、ダメなのか難しいな」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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