ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(3/13/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と窈さんよ」

悠「信頼性の低いおれだ」

窈「信頼性は意外と高いらしい俺です」

優希「えーと、昨日に引き続き人間性心理テストを行いますが……いいですか?」

窈「俺はいいけど」

悠「ドン来いっ!!!」

優希「えぇ……昨日のアレでなんでこんなに喰い気味なんだ」

悠「なんか楽しかった」

窈「楽しかったんだ…。」

優希「では……突然テレビの企画番組に出演することになったあなた。企画内容は『無人島!一週間宿無し生活。』現地に持ち込んで良いものは暇つぶしに読む本だけという過酷なものです。あなたはどんな本を無人島に持っていきますか?」

紅菜「A・情報満載の週刊誌、B・お気に入りの本
、C・活字満載の辞書、D・未読の新刊本」

悠「絶対にD。ヒマつぶすなら未完で新刊しかありえん」

窈「辞書の活字情報か……いや、週刊誌かな情報満載らしいしAで」

紅菜「今回の概要は本。秘密やプライバシー、真実を象徴しています。持参するものにどの本を選んだかによって、あなたが『真実』をどの程度重んじるか、つまり嘘つき度。自分ではわからないツラの皮の厚さを暴きます。」

優希「Aの刺激的な情報が満載の週刊誌、つまり本に衝撃的な内容と刺激を求めるあなたは
物事に対し深く考える思考はあまり持っておらず、その場しのぎで嘘をつくタイプ。基本的に考えるということが苦手な性格なので嘘をつく頻度も低め。トラブルを回避するため嘘をついてやろうと意気込んでも、結局寸前でやめてしまいありのままの真実を話して謝罪するほうを選ぶ人です。」

窈「うーむこれは……なんとも」

優希「考えることが苦手な性格なので、上記のような選択は正しい決断かと、考えのないその場しのぎの嘘が後々矛盾をよび、収束出来ない深刻な事態に陥ったら大変ですし。理由はどうあれ結果的には正直者です。嘘つき度20%……らしいです。」

窈「ま、いいほうなのかな。」

悠「もうちっと嘘つける駆け引き持てってことじゃね?」

優希「っで……えーと、Dなんだけど……聞く?」

悠「モロチン……あ、もちろん」

優希「未読ゆえ自分にとって新しい情報が網羅された新刊本、本に目新しさを求めるあなたは
周囲の空気を読む力に長けているタイプです。嘘を巧み、かつ自在に操り、自分が有利になるよう効率的に世の中を渡っていく知略に長けた世渡り上手な人間といえます。同じ嘘をつくにも周囲の空気を計算高く読み取り、相手と状況に合わせて臨機応変にその内容をコロコロ変えることも可能。頭が良いので嘘も話術も相当上手く、相手を気分よくさせるなんてお手の物。本来持ちうる性格は最悪、でも最高の人生を歩むのもこのタイプ。嘘つき度100%」

悠「おいおい、そんなに褒めるなよ。」

窈「褒め?!」

悠「おれを此処まで賛美してどうしたいんだよってくらい褒めてるだろ」

紅菜「この心理テスト怖いくらい当たってませんか?」

稲葉「おじい様が考えたみのなんだけどね」

優希「えーと……ちなみに、Bの気に入った本を繰り返し読むあなたは嘘をつく頻度の低い、基本的には正直者タイプといえます。また数少ない嘘も他者の幸せを願ってつくものが多く……素晴らしき人格の持ち主。」

窈「これが良さ気かな」

悠「いや、今回は完全におれだろ」

優希「ですが、同時に素晴らしく嘘をつくのが下手くそで、素晴らしく頑固な性格の持ち主。嘘は当然周囲にバレバレ、そのくせ一度ついた嘘は何が起ころうと意地でも最後までつき通そうとします。人の幸せを願ってつく嘘が、その頑固な性格が災いしてしまい結果的に人を恥ずかしめ、苦しい立場に追いやることもあるので注意が必要。初志貫徹一途な嘘つき、だけど基本は正直者。嘘つき度40%」

紅菜「Dの人は本に求めるものは情報量と実用性と真実。そんなニーズに応える辞書を選んだあなたは人から得る情報、また人に与える情報には間違いやごまかしがあってはいけないというポリシーを持っているタイプです。その確固たるポリシーの強度は相当のもの……。自分が嘘をつかないのは当然、そのポリシーは自分だけに止まらず、他者の嘘も絶対に許さない性格の持ち主です。真実のみを求める探究者ゆえに虚構ロマンなんてもってのほか。周囲の空気を読めず残酷なまでに真実を明らかにする傾向があるため、周囲の人間からは多少煙たがれたりすることも……でも信用に値する性格の持ち主であること間違いなし。嘘つき度0%」

窈「これ、いつまで続くの?」

稲葉「後二日ほど」

悠「今日だけでおれの評価がウナギ登りだな」

窈「地に落ちなきゃいいけど……」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
85/100ページ
スキ