ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(3/12/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と窈さんよ」

悠「実は小栗旬とか沢村一樹系の俳優が結構好きなおれだ」

窈「実は関西系の漫才芸人が好きな俺です」

優希「それでは質問です」

悠「あー?」

窈「うん?」

紅菜「電化製品の後をのぞくと、ぐちゃぐちゃに絡まりあったたくさんのケーブル。見た目も悪いし、このまま放っておく訳にもいきません。あなたはこの絡んだケーブルをどう対処しますか?」

優希「A・見て見ぬふりする。B・ちょっとだけほどいてみるけど途中であきらめる。C・時間が掛かっても地道にこつこつと、全部ほどく。D・新しいケーブルを買いに走る」

悠「D……いや、買いに行くのも面倒だしAだな。誰かが直すだろ」

窈「Cかな。そのままは危なそうだし」

優希「えーと……Aの悠は臭く汚いものにはすかさずフタをし、口笛でも吹きながら見なかったことにするのが一番。良く言えばもめごとや争いに首を突っ込まない平和主義者。それじゃトラブルは何も解決しない。」

悠「ビバ平和主義」

窈「いやいや……ダメでしょ」

優希「でもAを選んだ、心の底にある本音は『他人のことなんてどうでも良いや』薄情度75%……だそうだ」

紅菜「Cの窈さんは放っとく訳にはいかない、最後まで面倒をみるタイプ。情に厚く、他者との交流をとても大切にする熱いお人。トラブルのひとつひとつとしっかりと向き合い、解決しようとする素敵な人。」

窈「あはは、ヤダなぁ。そういうのは悠じゃないかな」

悠「けっ」

紅菜「でもたまに熱い気持ちが入り込みすぎて、余計にトラブルを悪化させることも。実はあなたが隠れトラブルメーカーだったり。それでも友達・恋人選びならこれを選んだ人で決まり。薄情度0%」

窈「うっ……」

悠「わりと当たってんのかもな」

稲葉「ちなみにBは面倒だし、早目にあきらめるのが一番。このままじゃ駄目、何とかしなくちゃと思う善良な一面を持つが、あまりの複雑さを目の当たりにした途端にあきらめモードに入ってしまう惜しいタイプ。 友人、恋愛関係や会社での人間関係、もめ事に対してスピーディーにあきらめる傾向にあるため、親友・結婚まで考えるパートナー・職場での信頼関係ある上司などの存在を見つけるのは苦労するかも。薄情度50%」

優希「Dはさわらぬ神にたたりなし。もつれた関係は即バッサリタイプ。絡まったケーブルは
放置して新しいケーブルを買いに走るあなたは、あらゆる人間関係もトラブルあれば
バッサリアッサリ縁を切ってしまう。友人も恋人も自分の人生においては替えが効くし固執することない。薄情度100%……だ。そうです」

悠「なんなんだこれは?」

稲葉「いえ、実際に悠と窈さんは、そっくりなのか似ていないのか人間性の真理チェックをしてみようと実験してみたの」

悠「なるほど、つまり……AかDで悩んだおれは薄情人間で、即答Cだった窈は薄情の「は」の字もない信頼関係を持てる人間だといいたいんだな」

優希「……もしかして怒ってる?」

悠「いや、心理テストとかあまり信じない方だが結構的中してるみたいだから感心してる」

窈「あれ、じゃあ俺って認められてる?」

悠「それとこれとは話が別だ。」

窈「……」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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