ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡

ー稲葉の部屋(仮)ー

稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」

禅「烏哭禅の…」

稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」

稲葉「今日のゲストは…友達に残念な人がいる。ともき君と亮くんよ。」

ともき「誰の事をいってる?」

亮「さぁ…。」

稲葉「残念って以外に説明必要かしら?」

ともき「悠か」

亮「悠だな。」

禅「お二人方…いい…ますね。」

亮「いや、残念っていったらアイツぐらいしか…」

ともき「はは、まぁ悠にはナイショで。」

禅「ラジオ…です…けど…」

ともき「あ…。」

亮「気にするな。このくらい今さらだって。」

ともき「それもそうか。じゃ、俺が話すよ。…新聞配達員の話だ」

朝、たまにドアじゃなくて壁に投刊口がある家ってあるよね?

ちょっと前、そんな風になってるお店のひとつに新聞入れようとしたんだよ。

そしたらその瞬間、投入口がパカッと開いて目が、ジーッとこっち見てる。

どきっ!として「おはようございます…」とか言ってみたんだけど、相手はうんともすんとも言わなかった。

新聞いれられないから「ここ置いときますね…」

そして…昼間その店見たら 「○○日~○○日、社員旅行のため……」との張り紙。

この店、社員なんか本当はいなくて、家族だけでやってる店。

あとでその家の人に聞いたら、その日は誰もいなかったはずだという…。
新聞たまってただろ?と、言われた。

ともき「いったい、あのギョロ目は誰…だったんだろうな…」


亮「じゃあ、百物語の話を…先輩が飯能かどこかで百物語をやったときの話。」

友達何人かと一緒に百物語をやってて、70話目かそこらぐらいまで進んだとき、若い兄ちゃんがフラッとやってきて、一緒に百物語をちょっとやったんだ。
まぁまぁしばらく世間話なんかもして、若い兄ちゃんはすぐ立ち去ってったらしい。

するとしばらくの後、警察が来て先輩達は夜中に何やってるんだ、ということと近くに殺人事件があったということで補導。
事情聴取を受けたときにその若い兄ちゃんのことを話したら、その兄ちゃんがどうも殺人事件の犯人だったらしく…。

先輩達の証言で似顔絵とかも作ってそれが元で逮捕になったらしい。
この話で一番怖かったのは先輩がその若い兄ちゃんと携帯電話の番号教えあってたということです……。

いつ復讐されるか解らないって最初はビクついてたらしい。

先輩、復讐されないように気をつけてください…。

ちなみに、その時の切り抜きの新聞とかも見せてもらって先生からも聞いた紛れもない実話。

亮「こーゆ話を聞いてると百物語ってマジで出るんだなって思うよな……。」
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