ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(1/22/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と崇さんよ」

悠「猛り狂い荒ぶる声で空を揺らしたいおれだ」

崇「勝つための努力を断つ……俺だ」

優希「いったい何に荒ぶってる?」

悠「こうインパクトを出しとこうと思ってな」

崇「出落ちキャラにこれ以上インパクトがいるのか?」

悠「誰が貞子より井戸の似合う出落ちキャラだ!!」

優希「いってない、いってない」

悠「なにぃ?!」

優希「なんでそんな無駄にオーバーリアクションなんですか…」

悠「どうせ、崇は淡白だからその分を補っておれが騒いでるんだよ。今晩は用事があるから体力温存しときたいのに」

崇「女か?」

悠「男」

崇「そうか。」

悠「……ちなみに女って答えてたら?」

崇「そうか」

悠「同じかい」

崇「いちいちお前の交友関係を個人個人調べるような趣味は無い。自意識過剰か?」

悠「HAHAHA~。お前さんところの本郷君といっしょにせんでください」

崇「奴は自意識過剰じゃないナルシストなだけだ」

悠「いい切られてもなぁ」

優希「はは……それにしても勝つための努力をしないってどういうことですか?」

崇「そのままの意味だ。生のままに闘うだけだ。」

優希「?」

悠「産まれ持った肉体(からだ)と闘志(こころ)と拳(ぶき)が有れば他のものは必要ないって事だよ。崇みたいな強く産まれた奴はな」

崇「単なる噂だ。俺だってジムくらいは行くぞ。」

悠「それは身体を鍛えてるんじゃなくただ汗をかきにいってるだけだろ」

崇「なかなかいいサウナがあるんだ」

悠「めっちゃリラクゼーションな汗のかき方だな!!」

崇「サウナにいってなにがいけない?」

悠「そうだ!なにがいけないっ!!」

優希「俺はなんも言ってませんから」

崇「それに会員制のスポーツジムでもいかないと入れる場所がないからな」

優希「え?サウナなんて何処にでもあるんじゃないですか?」

悠「背中にね絵がね描かれてる人はねご遠慮くださいってお店って最近多いのよね」

優希「……あ。」

崇「気にするな別に腹は立たない真実だしな。ソイツの喋り方はムカつくが」

悠「んー?」

優希「アンタだよ…。」

紅菜「ちなみに虎狗琥さんの背中にはどんなのが彫ってあるんですか?」

優希「……紅菜、ときどき肝が潰れるんだが」

紅菜「なんで?」

優希「いや……。」

崇「琥狼(ころう)。王の虎と孤独の狼を意味する刺青(スミ)だ。俺がこれを入れたのは15のとき。最初は13でいれようと思ったが止められてな中坊だとまだ成長するだろうといわれて」

悠「っーことはお前はそれから2年で身体が完成したのか?」

崇「……体重の増減は多少あったがあのくらいには今の背格好になってたな」

悠「身長いくつだった?」

崇「18……いや190はあるかな…。だいたいそのくらいだ。」

悠「デカイよ。デカイよ!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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