ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(1/17/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはともきくん窈さんよ」

ともき「ついには悠じゃなく窈さんとも組まされ出した俺です」

窈「だから、俺=悠でいいんだよといっておく俺だ」

優希「えと、窈さんは悠さんにまだ固執しているんですか?」

窈「まぁ、やっぱり気になっているね」

ともき「悠の家の隣に引っ越してくるくらいですからね」

優希「一歩間違えばストーカーっぽいですよ…?」

窈「大丈夫、ちゃんとした親戚だから」

ともき「詳しいことは聞いて無いですけど、やっぱり悠と親類なんですね」

窈「うん。詳しいことはちょっと言わないけど、血は繋がっちゃってるよ」

優希「?」

窈「あはは、まぁ、気にしないで」

ともき「けど、引っ越しも中々かかったんじゃないですか?」

窈「そうだね。俺今自慢じゃないけど借金が九千万あるからね」

ともき「……」

優希「……」

紅菜「……」

窈「どうかした?」

ともき「九千円?」

窈「九千万。」

ともき「ヤバいほどあるじゃないですか?!」

窈「これでも一千万は返済したんだけどね」

優希「って……ことは一億あったんだ」

窈「幸い、融通の利く金融業から借りてるから無茶苦茶な追い込みとかはないから助かってるよ」

優希「それにしたって……」

窈「恥ずかしいから俺の借金の話しはやめようよ。」

ともき「はぁ……。」

優希「じゃあ、何か話したいことってありますか?」

窈「そうだな……。どうやったら額を撃たれても死ななくなるのか教えて欲しいんだけど」

ともき「無理です。」

優希「普通に死にます。」

窈「でも、生きてたんだよね。彼」

稲葉「アレはですね。万が一の事があったときのために頭蓋骨を仕込んであったんですよ」

窈「……え?」

稲葉「ダメねぇ。」

窈「あれ?!ダメ宣言?!」

ともき「今のが普通に正しい反応ですけどね…。」

稲葉「今のノリは……「こんなこともあろうかと頭蓋骨を仕込んでおいたんだ」」

紅菜「な、なんだってー?!」

優希「いや、誰でも頭蓋骨あるから!」

稲葉「こういう事よ」

窈「奥が深いなぁ」

ともき「いや、そういうんじゃないと思いますよ。絶対に」

窈「いや、でも、悠を完全にコピーするにはそういうのも大切だから」

ともき「同時に大事な物を沢山失いますよ…」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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