ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡
ー稲葉の部屋(仮)ー
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日はゲストはグングン人気が伸びてる六花ちゃんとナルキッソスの生まれ変わりと噂される本郷さんよ。」
六花「よろしくー。」
本郷「ふっ…」
六花「じゃー話しますね。街で聞いた話し。」
ある旅行会社の添乗員が、ツアー客と共に沖縄のリゾートホテルへ行った。
そのリゾートホテルではプライベートビーチを持っているのだが、そのビーチには潮の関係でよく死体が打ち揚げられるという。
そのうちあげられた死体は一時ホテルの部屋で保存される事もある。
その部屋は普段はもちろん使われていない、ホテルの一階にある部屋だったが、この添乗員はその部屋を使う事になった。
時期がお盆でどこの部屋も空いていなかったからだ。
添乗員は疲れもあり、寝入りこそ良かったものの、夜中、壁に向かって横向きに眠っていたその背後の気配に気がつき、目が覚めてしまった。
この部屋の中で何人かが話し合っているような気配だった。
その何人かは時々添乗員に聞こえる声で、「おまえも入らないか」と誘ってくる。
そしてその何人かは添乗員が起きている間にも増え続け、最終的には15、6人ほどの気配がするまでになった。
その間にもその何人かは添乗員に「入ってこい」と誘いをかけ、ついには「こい」という声と共に肩にぽんぽんと叩かれ、つかまれるような感触までも感じるようになった。
添乗員は冗談ではない、と思ったが、ここは無視するに限る、と冷や汗と寝返りをうちたくなる衝動をぐっとこらえ、うその寝息をたてていた。
彼らは時々添乗員に声をかけるものの、自分達の話が盛り上っているようだった。
しかしながら添乗員は一時も気を抜けなかった。
気を抜くと振り返らせられそうで恐かったからだ。
それを延々二時間ほど続けていたらしい。
窓から薄明るい光が射し込んできた。
すると、それに伴い小さい部屋から気配が少しずつ消えていくのが分かる。
そして、日が明るくなるに連れて気配は消えていき、とうとう彼が薄目を開けると、前の壁に朝日の光が当たっていた。
朝が来た、と添乗員が体の力を抜いた瞬間…
六花「「ほんとはおきてたくせに」と耳元で声が聞こえ、今度こそ完璧に部屋の気配はなくなったそうだよー。」
本郷「ふっ。」
禅「すいま…せん。…六花…さん。翻訳を…」
六花「あ、うん『あるビジネスホテルに泊まった男の話だ』」
本郷「ふっ……。」
その日は一日中歩き回ったせいか9時ころから睡魔におそわれ食事もとらずに寝てしましました。
ふと空腹で目が覚めると、僕の左右ふたりづつ見知らぬ男女が全員スーツ姿でたっていました。
逃げようとすると、4人の男女は僕の左右の手足をつかんで動けないようにしました。
僕は声にならない声で「助けてください」を連発していました。
すると手をつかんでいた男が無表情でこっちをみてきました。
その時初めて全員顔の右部分だけへこんでいる(ない?)のがわかりました。
その時ケータイがなり一瞬のうちに四人とも消えてしまいました。
本郷「ふっ。」
六花「『そのあとスグに出ていくと、従業員からこのことは内密にと金を渡されたそうだ』」
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日はゲストはグングン人気が伸びてる六花ちゃんとナルキッソスの生まれ変わりと噂される本郷さんよ。」
六花「よろしくー。」
本郷「ふっ…」
六花「じゃー話しますね。街で聞いた話し。」
ある旅行会社の添乗員が、ツアー客と共に沖縄のリゾートホテルへ行った。
そのリゾートホテルではプライベートビーチを持っているのだが、そのビーチには潮の関係でよく死体が打ち揚げられるという。
そのうちあげられた死体は一時ホテルの部屋で保存される事もある。
その部屋は普段はもちろん使われていない、ホテルの一階にある部屋だったが、この添乗員はその部屋を使う事になった。
時期がお盆でどこの部屋も空いていなかったからだ。
添乗員は疲れもあり、寝入りこそ良かったものの、夜中、壁に向かって横向きに眠っていたその背後の気配に気がつき、目が覚めてしまった。
この部屋の中で何人かが話し合っているような気配だった。
その何人かは時々添乗員に聞こえる声で、「おまえも入らないか」と誘ってくる。
そしてその何人かは添乗員が起きている間にも増え続け、最終的には15、6人ほどの気配がするまでになった。
その間にもその何人かは添乗員に「入ってこい」と誘いをかけ、ついには「こい」という声と共に肩にぽんぽんと叩かれ、つかまれるような感触までも感じるようになった。
添乗員は冗談ではない、と思ったが、ここは無視するに限る、と冷や汗と寝返りをうちたくなる衝動をぐっとこらえ、うその寝息をたてていた。
彼らは時々添乗員に声をかけるものの、自分達の話が盛り上っているようだった。
しかしながら添乗員は一時も気を抜けなかった。
気を抜くと振り返らせられそうで恐かったからだ。
それを延々二時間ほど続けていたらしい。
窓から薄明るい光が射し込んできた。
すると、それに伴い小さい部屋から気配が少しずつ消えていくのが分かる。
そして、日が明るくなるに連れて気配は消えていき、とうとう彼が薄目を開けると、前の壁に朝日の光が当たっていた。
朝が来た、と添乗員が体の力を抜いた瞬間…
六花「「ほんとはおきてたくせに」と耳元で声が聞こえ、今度こそ完璧に部屋の気配はなくなったそうだよー。」
本郷「ふっ。」
禅「すいま…せん。…六花…さん。翻訳を…」
六花「あ、うん『あるビジネスホテルに泊まった男の話だ』」
本郷「ふっ……。」
その日は一日中歩き回ったせいか9時ころから睡魔におそわれ食事もとらずに寝てしましました。
ふと空腹で目が覚めると、僕の左右ふたりづつ見知らぬ男女が全員スーツ姿でたっていました。
逃げようとすると、4人の男女は僕の左右の手足をつかんで動けないようにしました。
僕は声にならない声で「助けてください」を連発していました。
すると手をつかんでいた男が無表情でこっちをみてきました。
その時初めて全員顔の右部分だけへこんでいる(ない?)のがわかりました。
その時ケータイがなり一瞬のうちに四人とも消えてしまいました。
本郷「ふっ。」
六花「『そのあとスグに出ていくと、従業員からこのことは内密にと金を渡されたそうだ』」