ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(1/2/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはミハイル殿下とチコちゃんよ」

ミハイル「久々の僕だ」

チコ「平穏が新年早々に砕かれた私です……。」

優希「えと……なにか仕事ですか?」

ミハイル「この時期に日本に来ればお金をもらえるというイベントがあると聞いてな」

優希「えらく間違った解釈してますね……。」

ミハイル「ということで寄越せ」

チコ「なんで、私にいうんですか!!朝起きて、家に上がりこまれててどれだけ驚いたかわかってるんですか!!」

ミハイル「別に」

チコ「イラっ……。」

優希「勝手に上がりこんだんですか…。」

ミハイル「ちゃんとノックして中に人の気配がないのを確認してからピッキングしたわい」

優希「なるほど……って、完全に泥棒の手口じゃないですか」

ミハイル「防犯がなってないのが悪い。」

チコ「防犯は少なくとも一般家庭では限りなく優秀な方ですよ!なのに警報機まで止まってるってどういうレベルですか!」

ミハイル「色々手口があるんだ」

優希「完全に犯罪者のセリフですよそれ……」

ミハイル「バレなきゃ犯罪にならん」

チコ「思いっきり私にバレましたよね」

ミハイル「あれはわざわざ待っててやったんだろ。盗むつもりならとっとと居なくなっとるわ。」

チコ「冷蔵庫の中身食い漁ってたくせに!」

ミハイル「客を持て成すのは当然だろう!!」

チコ「お前は客じゃねーーよ!!」

ミハイル「それを決めるのはお前じゃない。僕だ。」

チコ「…………いや、違うし!!」

優希「一瞬押し込まれかけましたね」

チコ「さも自分が正しいようにいってきますからね」

ミハイル「僕は間違った事はいってない」

チコ「全面で間違ってるんですよ!」

ミハイル「そう思ってるのお前だけだ。」

チコ「誰か助けてください!」

優希「無理です」

チコ「即答……」

優希「ここに来て我を通す人は基本無理な人ばっかりですから」

ミハイル「僕なんか悠に比べたら全然マシだろ」

優希「五十歩百歩って言葉知ってますか?」

ミハイル「知ってるが興味はない」

優希「興味があるとか無いとかじゃなくて……」

ミハイル「じゃあ、なんだ。」

優希「えぇ……」

チコ「まともに会話できませんから、正面から話さない方がいいですよ」

ミハイル「どーいう意味だ」

チコ「そういう意味ですよ」

ミハイル「そうか。よかったな。お疲れさん」

チコ「……」

優希「一気に脱力させましたね」

ミハイル「こんなもんだろ」

チコ「あー、もうイヤだ……」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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