ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(12/30/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と窈さんよ」

悠「怒りを喰らうおれだ」

窈「小鳥遊窈です。初めまして」

優希「噂に聞いていたより、まともそうな人ですね。」

悠「猫かぶってんだよ」

窈「はは、悠君は面白いなぁ」

悠「……なんか首筋が痒くなるから止めてくれ。」

窈「でもほら、私の一道一言でバッシングとか来るから」

稲葉「そんなことを考える人がよく喧嘩なんてしたわよね。しかもルール無用で」

窈「それはそれ、これはこれ、前は前、今は今さ」

稲葉「ものは言い様ね」

悠「お前がいうな」

窈「まぁ、実際どれが本当の自分かなんて分からないんだけどね。真似るのは得意だから」

悠「ものまね師だからな」

優希「だから悠の偽物に?」

窈「話せば長くなるから短縮させてもらうけど……ある人に言われたのさ「人の優れた部分を真似するのは「パクリ」とは言わない「学ぶ」という。コピーは劣化ばかりが目立つからダメなんだろ?コピーが本物を越えたら本物で良いんじゃないか」とな」

禅「……」

窈「まぁ、負けちゃったけどね。次のときは今以上に強くなって挑むさ……」

優希「前向きですね。本人以上に」

悠「おれは勝ち逃げでいいの!」

優希「こんな事いうひとを真似無くても」

窈「ふふふ、色々いい所があるんだよ」

悠「ちょ、なんか背筋が冷たくなるわ……その言い方」

紅菜「でも……外見はパッと見似てますけど、凄く似てる感じは無いですよね。眼鏡ありますし」

窈「これ手眼鏡だよ。彼は顔隠してるからね。服も……アレだし」

悠「アレってなんだよ。アレって、っか、服装に関してはアンタのがまんまヤクザだからな」

窈「そうかな。」

稲葉「二人とも立って後ろを向いて貰える?」

悠「あー?」

窈「こう?」

稲葉「……身長は悠の方が1.2……1.3㎝くらい高いわね。でも体重は悠の方が全然重い。髪の長さは意外にも窈さんの方が長いわね。」

悠「背中見ただけでそこまで分析すんな」

稲葉「クスクス」

窈「似たような格好して髪型も似せればもっと真似れると思うんだけどね」

稲葉「悠、髪編んで」

悠「めんどくさ……」

稲葉「いいから、いいから」

悠「あ、強制な流れなんだ」

窈「やったげるよ……んっ……んん?」

優希「どうしました?」

窈「いや……さらさら過ぎてほどける…」

悠「もっとひと束ひと束をギュッとやるんだよ。」

窈「あ、できたできた。」

紅菜「んー……やっぱり前髪ですね」

稲葉「顔出して」

悠「自分顔出しNGなんです」

稲葉「切る?」

悠「出せばいいんだろこれで満足か!!」

窈「じゃね俺は眼鏡を外して……どう?」

優希「あー…目の色は置いといて似てるかな」

紅菜「悠さんの方が若干幼い感じがしますね。」

悠「どーがんで悪うござんしたね!」

窈「でもこれなら眼鏡で誤魔化せるよね。今度俺と入れ替わってみる?」

悠「イヤだよ」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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