ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(12/6/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と道玄さんよ」

悠「うー!にゃー!のおれだ。」

道玄「冬の朝は空気に身が引き締まる俺だ。」

優希「確かにピシッとしますね」

道玄「ああ、朝一で水を被るのもいいぞ」

悠「無理無理。凍え死ぬ」

道玄「鍛え方が足りないからだろ」

悠「例え筋肉をおっさんや雲水のおっさんぐらい搭載できたとしても寒さには敵いません」

道玄「情けない……」

悠「えー……」

優希「九頭竜さんはやっぱりハードなトレーニングしてるんですか?」

道玄「昔ほどはしていないな。軽く体を動かす程度だ。」

悠「軽くねぇ……」

道玄「なんだ」

悠「一応聞くけどどんな感じだ?」

道玄「普通にバーベルをあげるとかだ。」

悠「片手で二百キロとかあげてないよな?」

道玄「そんな馬鹿なことしたら偏った筋肉が付くだろ。」

優希「あげることはできるんだ……」

道玄「お前こそちゃんと毎日剄を練ってるのか」

悠「……」

道玄「やはりやってなかったか……。氣の感じが淀んでる訳だ」

優希「分かるんですか?」

道玄「まぁな。例えるな水だ。」

優希「水……ですか」

道玄「氣というのは何も特別な物では無い。血液と同じで常に自分の周りで循環し続けている。故に少しでも操るすべを知ったなら、意識的に動かしてやらないと淀むのだ」

悠「だって苦手なんだもん……。」

道玄「三日坊主が」

悠「うっせーなぁー。っか、それなら神姫はどうなんだよ。いっちゃ悪いが基礎を繰り返すようなタイプに見えないぞ」

道玄「神は……。確かに三日坊主だ」

悠「ほーれ」

道玄「昔から色々と慣わしてきたがどれも三日坊主だったよ。」

優希「へー……飽きっぽいんですか?」

道玄「ん?」

優希「え?なにか変なこといいました?」

道玄「いや、俺のいい方に語弊があったな。」

悠「どう言う意味だよ。」

道玄「何を習わせても三日くらいで極めてしまうんだ。学ぶことが何も無くなってやめるんだよ」

悠「それは一番感じの悪いタイプの三日坊主だな」

道玄「習字等、出来が良すぎて逆に教師に教えていた。しかし、性格がアレだろ。幼いころは配慮がまだできなくてな本気で教員をやめかけた教師が居て困らせれたものだ。」

悠「今の真桜みたいな感じか」

道玄「学力的観点から見れば真桜は別格だがな。神もあそこまでズバ抜けてはなかった。親贔屓抜いても確かに頭は良かったがな」

悠「う、うちの娘だってばかわいいんだかんな!!」

優希「張り合ってるようで完全に及び腰」

道玄「誰にしても親は我が子を一番と思う。時に例外もあるがな……」

悠「うちは確実に例外だ」

道玄「戯けがお前は確実に親心子知らずだ」

悠「うげ、藪蛇だった」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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