ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(12/3/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と神姫さんよ」

悠「常時マナーモードのおれだ」

神姫「二コール以内に電話に出ない奴は携帯を持つなと言いたい私よ」

優希「どっちも極端だなぁ……」

悠「じゃあ、おれは持たない側で言いや」

優希「持たない方を選んだよこの人」

神姫「余計迷惑かけるってのを理解できない奴は地獄に落ちればいいわ」

悠「容赦ないな」

神姫「人として当然の事を言ってるだけよ」

悠「じゃあ、神姫は二コール以内にでれるのか?」

神姫「私に出てもらえる資格があるならね」

悠「……」

優希「わぁ……なぞのプレッシャー」

悠「こういう所は本当に父親に似てて怖いよ」

神姫「なによ」

悠「いえいえ、神姫様は実にお父様に似ていらっしゃる。」

神姫「私は母親似よ」

悠「ドS一家なのか?」

パァン!

優希「速っ?!」

悠「うっうぅ……すぐに打つんだから」

神姫「ぶたれるような事をいうからよ。」

悠「それにしたって間髪いれずに手出すのは酷いだろ」

神姫「全然」

悠「断定かい」

神姫「痛みで教えないと分からないでしょ」

悠「おれはそれほど物覚えは良くないぞ」

神姫「……」

悠「グーは止めよう。グーは」

神姫「……」

悠「チョキはもっとダメ!どう考えても突き立つから!!」

神姫「頸動脈押えるだけよ」

悠「それはそれでキツイなぁ」

神姫「我儘いわないで」

悠「我儘でもねぇよ!!」

優希「まぁまぁ、落ち着いて」

神姫「私はいたって冷静よ。」

悠「冷静にひとの息の根を止めようとしてくれるな」

神姫「死ぬ瀬戸際で止めるわよ」

悠「その計算高さが嫌だ。もうすこし話しあおうよ。」

神姫「一度ムカついた以上、私は真っ直ぐな偏見で悠を責めるわよ」

悠「美しいくらいの馬耳東風!!」

優希「キライって訳じゃないんですよね?」

神姫「並」

悠「普通とかじゃなくて並かよ。大好きっていってもいいんだぞ」

神姫「ごめんなさい」

悠「謝られた?!」

神姫「叩き過ぎたのか、脳に腫瘍ができてるのね。」

悠「止めて、そんな生暖かい目で見つめてやさしい声かけないで!!」

神姫「いっそ本気で殴れば良くなるかしら……」

悠「解決策が原始的すぎるだろ!!」

優希「睡眠誘導装置ならありますけど」

悠「神姫が鉄アレイ装備したら本気で逝くから」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
84/100ページ
スキ