ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(11/25/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とミハイル殿下よ」

悠「本当にポストに蛆を投函しようしやがった奴に激怒したおれだ。」

ミハイル「有言実行派はな僕だ。」

優希「やろうとしたんですか……」

ミハイル「寸前の所でバレてビンを蹴りあげられて頭から被ったけどな」

優希「うっわ……気持ち悪っ」

悠「本当は顔面にビンを突き当ててやろうと思ったんだけどな逃げ足が速くて無理だった」

ミハイル「逃げたんじゃない。戦略的撤退だ。」

悠「傷口に蛆が侵入して湧けばよかったのに」

ミハイル「嫌じゃボケッ!!」

悠「あー?」

優希「しかし、虫の話し続いてますね……」

ミハイル「なら、機甲児童(パンッァーチルドール)の話しでもするか?」

悠「なんだそれ」

ミハイル「簡単に言えば自動人形(オートマータ)だ。久々に真面目に100円ショップで材料を買って作ったんだが、割といい出来でな。二トントラックのに衝突されるくらいの耐久力はある」

優希「100均?」

ミハイル「100均だ。」

悠「どうせ鉄アレイの固まりみたいな出来なんだろ。」

ミハイル「こんな感じだ。」

ぴらっ
悠「……」

スッ……

優希「無言でポケットにいれた?!」

悠「……ちなみにいくらくらいだ。」

ミハイル「そのプロトタイプで五百円だな。ただ充電とかその他諸々の維持費に月五万くらいかかるな。」

稲葉「製作費に十万、別で前払いに十万、成功報酬に十万だすから私にもひとつ作ってくれない?」

ミハイル「十万!!しかも前金に報酬付き!!なら、千円均一で材料が買い揃えれるな。」

悠「お前の材料を集める場所はいちいちそういう場所なのか」

ミハイル「わりと何でも揃っているからな」

優希「けっして何かを製造するための物は限りなく少ないと思うんですけど」

ミハイル「そんなことはない。紙粘土とかおはじきとか色々あるだろ」

優希「まるで関係ない?!」

悠「なるほど、紙粘土の強度がそれほど高い物だったのか」

優希「納得した?!」

ミハイル「僕としては金になるなら何でも作るけどな」

悠「そのうちお前が引き金で戦争になりそうで怖いわ。」

ミハイル「戦争はいいぞ。金になるし」

悠「うぉい!!」

ミハイル「機甲児童も武器を内蔵させたらターミネーター3的なのにできるはずだ。」

悠「おい、コイツ縛りあげてどっか山に捨てるか、海に沈めた方が世界の為じゃないか?」

優希「なんか……そんな気がしてきました。」

ミハイル「捕まるような事はしていないぞ。バレるような事は特にな。」

悠「つまり、バレてないだけで色々やってるってことだよな」

ミハイル「バレなけりゃ、犯罪は犯罪じゃない。」

悠「うーむ……真理だな」

優希「悠さんも似たような物ですからね」

悠「失礼な、おれは軽犯罪しかやったことないぞ。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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