ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(11/19/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と拳二さんよ」

悠「顔がものすごく痛いおれだ」

拳二「二日酔いには迎え酒の俺ぁだ」

優希「それ……アル中じゃあ?」

拳二「いやいや、そんなことないって、ギリギリだけど」

優希「ギリギリなんじゃないですか?!」

悠「死んでるだよ」

拳二「死んでねぇよ!!」

悠「脳が腐ってるんだよ」

拳二「腐ってねぇよ!!」

優希「ところで顔どうしたんですか?」

悠「とんでもない打撃を受けた。今もめっちゃ痛い」

拳二「どんな店いってるんだよ。もうローションとゼリーは馴れなれか?」

悠「いゃ、まだそこまでは……って、行ったことねぇよ!!」

優希「なんなんですか」

悠「最近痛いことが続いててな。どのくらい痛いかというと、買い物に行った先のスーパーで偶然彼氏の母親が万引きしているのを見たその日に彼氏から婚約指輪を渡されたくらい痛い」

拳二「そいつは……キツイな」

優希「確かに痛い」

悠「だろ。」

紅菜「そんな痛い事があったんですか?」

悠「いや、スライサーで鍋用の人参スライスを作ってたら失敗して指の腹をスライスした。」

拳二「あー、止めろ、止めろっ!今、ゾクッときためちゃくちゃ鳥肌出た!!」

悠「研磨しすぎてたのか面白い様にスルスルと削げてな気づいた時には人差し指の皮がビロビロにだったよ。あれってズキンってきたと思って、数秒は血が出ないのな。でも、すぐにとめどなくあふれ出てくるわ。激痛が走りだすわで」

拳二「おおおいいぃぃ!!マジで止めろっ!!いたい!!」

優希「こ、こういう話しダメですか?」

拳二「無理だ。殴られるとかならまだしも冗談じゃねぇ」

優希「殴られるのもどうなんでしょうか……」

紅菜「それで怪我は?」

悠「皮膚は千切れきってなかったから張りつけてテープでぐるぐる巻きにしといた。」

優希「えー……」

悠「何とかくっ付いてるぞ。まだすぐに剥がれるけどもう一晩押さえつけといたら多分ちゃんと張りつくはずだ。」

拳二「聞いてるだけで血の気が引くぜ」

悠「大のおっさんが情けないな」

拳二「うっせぇよ。おっさん関係ねぇだろっ!!」

悠「さんざん痛い目で見られてきてるのに今さら平気だろ。」

拳二「思いっきり馬鹿にしてるなコラ。」

悠「気のせいだよ」

拳二「ああん?」

悠「絡むなよ。酢昆布やるから」

拳二「いらんわ!!」

優希「なんで酢昆布もってるんですか」

悠「机の引き出し掃除してたら出て来たんだ。」

拳二「ぜってー腐ってんだろっ!!」

悠「いい感じで酸味が爆発してるかも知れないぞ」

拳二「だから、腐敗だろ!!」

悠「アミノ酸が粉吹いてるかも」

拳二「カビだ!!」

悠「喰うだろ?」

拳二「喰うかボケ!!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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