ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡
ー稲葉の部屋(仮)ー
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日はゲストは柏さんよ」
柏「ふぅ…」
稲葉「リアリスト(現実主義者)なのに良く来てくれるのね」
柏「ふん。人のよた話ばっかりだ。俺は信じてない…これは親父から聞いたやつだ。」
出張先での仕事が長引き終電も逃してしまった為、ビジネスホテルに泊まることにした。
部屋に入り、ビールを飲むと、ベッドに倒れこみそのまま寝入ってしまった。
夜中目を覚ました。
ボンヤリした薄目の視界から、天井の鏡に映る自分が見える。
そのまま再び寝入りそうに朦朧としながらも
「ん?ビジネスホテルの天井が鏡張り??」と違和感を覚えた。
同時に部屋に漂う煙のようなモノを感じた瞬間、ガバッと飛び起きた。
「火事か?!」
完全に覚醒した。
しかし火独特の匂いがない。
それに部屋に漂うものは煙というより、何か綿の様なフワフワしたものなのだ。
一瞬安堵したが、咄嗟にさっきの天井を思い出した。
ハッとして見上げると、鏡に思えたのも無理はない。
天井にはベッドのシーツと見まがうような、まるで絹で出来た蛇の胴体のような真っ白な『何か』がトグロを巻くようにミッシリと充満している。
それがズズズと蠢いているように感じた。
そしてその真中に女性の顔があり、私を見下ろしていたのだ。
バサッと下に向かって垂れた長い髪が、その顔が上から見下ろしている事を物語っている。
私は一瞬駆け出そうとしたが、そのまま凍り付いてしまった。
目が逸らせない。
するとその真っ赤な唇がキューッと吊り上り「ぐふっぐふっぐふっ」と声をだす。
その声は笑っているのか苦悶しているのか、よくわからなかった。
そこからの記憶はない。
気がつくと夜が明けていて、窓から日が差していた。
柏「親父は取るものとりあえずそのホテルを出て、即家へと向かったそうだ。フッー」
稲葉「では、引き続いて…投稿のおハガキからで…ペンネーム:魂さんの体験談をお話するわ」
あれは高校に入学した頃の話です。
私の学校では制服に雪の結晶の形をした校章をつける決まりになってました。
(といっても私は全然つけてなかったんですけど。)
入学式が終わって校章を受け取った際に確かに制服に校章をつけてそのままにしておいたのです。
次の日、私は「今日から学校かぁ…」等と呟きながら茶の間でテレビを見ていました。
その時、[チャリーン]という音…例えば小銭を落としたような、そんな音が玄関の方から聞こえてきました。
私は「なんの音だ?」と思い玄関に行ってみると、なにやら白い小さな物が玄関に向かって転がっていたのです。
私がそれを踏んで動きを止め、調べてみると…
昨日確かに制服につけた筈の校章の雪の結晶の部分でした。慌てて制服を確認すると、結晶の部分が止め金から外れていました。
(後で外れた部分を重ねてみたら、ぴったりとくっつきました。)
ここで疑問に思う点は…
①茶の間と玄関の間の扉は閉めてあった事。
②私は茶の間から玄関に行ったのに別の方向から転がってきた事。
③制服は茶の間の私の後ろに置いてあった事。
④両親は家事の最中、兄はまだ夢の中で誰も制服に触っていない事。
の四つです。何故制服につけた筈の校章が玄関で転がっていたのか、今でも分かりません。
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日はゲストは柏さんよ」
柏「ふぅ…」
稲葉「リアリスト(現実主義者)なのに良く来てくれるのね」
柏「ふん。人のよた話ばっかりだ。俺は信じてない…これは親父から聞いたやつだ。」
出張先での仕事が長引き終電も逃してしまった為、ビジネスホテルに泊まることにした。
部屋に入り、ビールを飲むと、ベッドに倒れこみそのまま寝入ってしまった。
夜中目を覚ました。
ボンヤリした薄目の視界から、天井の鏡に映る自分が見える。
そのまま再び寝入りそうに朦朧としながらも
「ん?ビジネスホテルの天井が鏡張り??」と違和感を覚えた。
同時に部屋に漂う煙のようなモノを感じた瞬間、ガバッと飛び起きた。
「火事か?!」
完全に覚醒した。
しかし火独特の匂いがない。
それに部屋に漂うものは煙というより、何か綿の様なフワフワしたものなのだ。
一瞬安堵したが、咄嗟にさっきの天井を思い出した。
ハッとして見上げると、鏡に思えたのも無理はない。
天井にはベッドのシーツと見まがうような、まるで絹で出来た蛇の胴体のような真っ白な『何か』がトグロを巻くようにミッシリと充満している。
それがズズズと蠢いているように感じた。
そしてその真中に女性の顔があり、私を見下ろしていたのだ。
バサッと下に向かって垂れた長い髪が、その顔が上から見下ろしている事を物語っている。
私は一瞬駆け出そうとしたが、そのまま凍り付いてしまった。
目が逸らせない。
するとその真っ赤な唇がキューッと吊り上り「ぐふっぐふっぐふっ」と声をだす。
その声は笑っているのか苦悶しているのか、よくわからなかった。
そこからの記憶はない。
気がつくと夜が明けていて、窓から日が差していた。
柏「親父は取るものとりあえずそのホテルを出て、即家へと向かったそうだ。フッー」
稲葉「では、引き続いて…投稿のおハガキからで…ペンネーム:魂さんの体験談をお話するわ」
あれは高校に入学した頃の話です。
私の学校では制服に雪の結晶の形をした校章をつける決まりになってました。
(といっても私は全然つけてなかったんですけど。)
入学式が終わって校章を受け取った際に確かに制服に校章をつけてそのままにしておいたのです。
次の日、私は「今日から学校かぁ…」等と呟きながら茶の間でテレビを見ていました。
その時、[チャリーン]という音…例えば小銭を落としたような、そんな音が玄関の方から聞こえてきました。
私は「なんの音だ?」と思い玄関に行ってみると、なにやら白い小さな物が玄関に向かって転がっていたのです。
私がそれを踏んで動きを止め、調べてみると…
昨日確かに制服につけた筈の校章の雪の結晶の部分でした。慌てて制服を確認すると、結晶の部分が止め金から外れていました。
(後で外れた部分を重ねてみたら、ぴったりとくっつきました。)
ここで疑問に思う点は…
①茶の間と玄関の間の扉は閉めてあった事。
②私は茶の間から玄関に行ったのに別の方向から転がってきた事。
③制服は茶の間の私の後ろに置いてあった事。
④両親は家事の最中、兄はまだ夢の中で誰も制服に触っていない事。
の四つです。何故制服につけた筈の校章が玄関で転がっていたのか、今でも分かりません。