ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(11/4/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と後楽さんとともき君よ」

悠「今日できることはいつだってできる……おれだ」

後楽「今日は勝てる気がする。だから、金貸してくれのおじさんだ。」

ともき「ダメ×2でダメダメコンビだなと言っておく俺です。」

優希「ダメな感じがバリバリしますね」

悠「確かにおれはまともな部類の人間じゃないが……コイツと同族にされるのは非常に心外だ」

後楽「おじさんはいつかビックマネーを掴むんだよ。スパー……。」

悠「典型的にダメなセリフ吐いてんじゃねーよ。」

後楽「そうやって諦めんのはよくねーぜ」

ともき「恐ろしく前向きな人だな……。」

後楽「ひっひっひ」

悠「なぜ、その前向きを別の方向に向けられない」

後楽「じゃあ、今日からパチンコじゃなくパチスロに変えるよ」

悠「皮ひん剝いて、傷口を塩水にさらしたろか」

ともき「それは因幡の白兎だ」

稲葉「よんだ?」

優希「因幡違いですよ」

悠「間違えた。薪背負わして火をつけて海に沈めてやる」

ともき「カチカチ山か」

後楽「動物虐待は良くないぞ?プハー……」

悠「これは虐待じゃなく害獣駆除だ。」

優希「ものは言い様ですね。」

後楽「こうして、汚い大人になっていくんだなぁ。はぁ、悲しいね。」

ともき「アンタはどーしょうもない大人になってるけどな」

後楽「おじさんはいつまでも少年心を持ってるのさ。」

悠「どぶに捨てちまえ!」

後楽「そんなこというなよ。そうだ、帰りに天ぷらでも食べていかないか?おじさん奢るからさ」

悠「待て、どーして金持ってる。」

後楽「え、財布はお前のだからだよ。」

悠「それは奢るっていわねーーー!」

ともき「完全に化かされてるな」

優希「こうなると、冗談抜きでそのうち破産しますよ」

悠「本当に笑いごっちゃ無くなって来てるんだよ……」

後楽「大丈夫だって、必ず倍にして返してやるから。」

悠「いいから財布を返せ!」

後楽「わかったよ。ほら……。」

悠「ったく、中身は……1、2、3……あるな。」

ともき「をぃ、しっかりしろ。それ、葉っぱだぞ。」

悠「うぉい!!」

後楽「いつから、それをお札と錯覚していた?」

悠「決め顔してんじゃねぇよ!!返せよ!!」

後楽「しかたねぇな。半分返してやるよ。」

悠「ったく……ん?」

ともき「おい、半分持ってかれたぞ」

悠「やられた……。」

優希「大丈夫ですか?」

悠「精神的より財政的なダメージが半端ない……。やべぇぞ……十一月の頭からこんなの……。」

ともき「さっさと追っ払ったほうがよくないか?」

悠「出来てたらしてるよ……。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
55/100ページ
スキ