ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(10/29夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と後楽さんよ」

悠「狸おやじに取り憑かれたおれだ。」

後楽「取り憑き代が欲しいおじさんだ。」

優希「どこの人ですか?」

悠「四国の狸だ。」

後楽「四国からはるばる来たっていうのに扱いが酷いんだぜ?こづかいくれないし」

悠「おっさんが子供に金銭の要求してんじゃねぇ!!」

後楽「子供って感じでも無いだろ兄ちゃんわ。あ、灰皿貸してもらえるか?」

悠「おれの隣でタバコ吸うんじゃねえ!」

後楽「じゃあ、我慢してあげるら五百円な」

悠「コイツ……ミハイル並に性質(たち)悪いな」

後楽「大丈夫だって倍にして返してやるから」

優希「典型的にダメなセリフですね。」

後楽「っても、大の大人が五百円じゃやってけないけどな」

紅菜「……働くという選択肢はないんですか?」

後楽「おじさん、無職のプロで居たいんだ。ぷは~」

悠「その発言が痛いんだよ」

後楽「上手いなこりゃ」

悠「くそぅ……動じて無い」

優希「なんだか、悠が真面目に見える」

悠「だって、おれよりダメな奴が身近に居るのは普通にダメだろ?おれだけでもかなり底辺層の人間なのに」

優希「ときどき自分の事を物凄く卑下しますね」

後楽「そういうのは良くないな。もっと、自信をもって生きねぇと」

悠「お前はもうすこし自身を恥じろ!!」

後楽「おじさん、難しい事とか考えたくないんだよ。」

悠「なんにも難しい事いってねぇよ!!」

後楽「すぱぁ~」

優希「取り憑かれたっていってるけど、身体とかは大丈夫なのか?」

悠「今のところ異変は無い」

後楽「住まわせて貰って、飯さえくえたら何もしねぇよ。男の身体なんか触っても楽しくないし」

悠「居つかれるのも迷惑なんだけどな」

後楽「嫌だ。おじさん住むって決めたもん」

悠「もんっじゃねぇよ!」

優希「どうどう……どうどう……」

悠「おれは馬か!」

紅菜「そんなに悠さんが気にいったんですか?」

後楽「なかなか憑き心地はいいぞ。どうみコイツは憑きもの筋の気があるみたいだしな。今までにもさんざん色んなもんに憑かれてきてるはずだ。」

優希「……ああ、貞子たんとか、揺光さんとかか」

後楽「今までもっと怖いモノや犬神に憑かれなかったのが不思議なくらいだ」

稲葉「超悪霊と超妖怪に憑かれてたからじゃないのかしら」

悠「日ごろの行いの良さだよ」

後楽「それだったらおじさんみたいな僧に憑かれるのも分かるな」

悠「黙れ、生臭坊主。仏門に謝れ」

後楽「酷いいわれようだ。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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