ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(10/5/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは柏さんと金剛さんよ」

柏「可哀想という言葉に虫唾が走る俺だ。」

金剛「まさか、今日も出てくることになるとは思わなかった俺だ。」

優希「いま、なんか、三日でチェンジな感じなんで。」

金剛「まえ、そんなルールなかったよな?」

優希「気まぐれだと思います」

金剛「……だよな。」

紅菜「昨日は苦手な物でしたけど、今日は逆に好きな物を聞いてみたいんですけど」

柏「好きな物か……「越前の雲丹」「長崎野母の唐墨」「三河の海鼠腸」だな」

優希「えーと、それは?」

金剛「ウニ(塩うに)、カラスミ(ボラの卵巣の塩漬け)、このわた(なまこの腸の塩辛)のことだ。日本の三大珍味と言われるもんで柏はこれで、けっこう美食家なんだ。。」

柏「これでとはなんだ。コラ?」

金剛「お口チャックノリス」

柏「次くだらない事いったら、指先切断して中指と人差し指を入れ替えて接合するぞ」

金剛「やりかねないから止めてくれ。」

柏「安心しろ。俺はやるといったらちゃんとやってやる。」

金剛「これほど不安な安心は無い」

優希「ま、まぁまぁ……。あ、そうだ。美食とか珍味ってほかにどんなものがあります?」

柏「……ルッツだな」

優希「ルッツ?外国の料理ですか?」

金剛「釣り餌だ」

優希「はい?」

柏「ユムシという海産無脊椎動物だ。刺身や炒め物なんかにして食べる。」

優希「虫……ですか?」

柏「日本人でも元来、虫は食物にされてきてるだろ。ザザムシ、ハチノコ、イナゴ。」

優希「いや、まぁ……そうですけど。」

柏「それに、虫は栄養の固まりだ。食えるに越したことは無い。特に幼虫はタンパク質でできてるしな。適度な水分も補給できる。」

優希「あの、も、もういいです」

柏「そういえばいつだったか、ウジ虫か何かのチョコをお前喰わなかったな。」

金剛「虫は嫌だ。」

柏「虫ぐらい喰え」

優希「ゴメンナサイ。何の話ですか?」

柏「虫の話しだろ」

紅菜「もっともな疑問聞いていいですか?」

柏「なんだ?」

紅菜「美味しいんですか」

柏「俺も生きるギリギリで喰ったり。試験的に試したこともあるが……一度も美味いと思ったことは無いな。栄養補給として食えるものだ。」

優希「一生口にしたくは無いですね。」

金剛「しなくていいと思うぞ。」

柏「なにも四六時中、虫食えっていってんじゃねぇよ。サプリみたいなもんだ。」

金剛「なら、サプリ食うって……」

柏「だから、ギリギリって状況になったらって話しだ。泥水啜って、虫鼠を喰って、生き残るのが本気の執念って話しだ。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
24/100ページ
スキ