ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡
ー稲葉の部屋(仮)ー
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日はゲストは日本で一番忙しい社長小鳥遊兜馬さんと日本で一番の医者ことお爺様の古川柳さんよ」
兜馬「取材なんかは受けたことがあるが…ラジオというのは初めてだな。」
柳「ホッホッホ。私は日本で一番じゃなく、世界一じゃがな。」
兜馬「先生らしいですね」
柳「ホッホッホ。さぁて、怪談じゃな。どれ、研修医が話しておったもんじゃが…」
ある病院に残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。
友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんはまだ、その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろうとおもい、病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。
結局それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月ともたずにその子はなくなってしまいました。
葬式も終わり、多少落ち着きを取り戻したお母さんはある日、病院で撮った写真の事を思い出しました。
それを現像に出し取りにいって見てみると、その写真が見つかりません。
写真屋さんに聞いてみると、「いや、現像に失敗して……」というそうです。
不審に思ったお母さんは娘の生前の最後の写真だからとしつこく写真屋さんに迫ったそうです。
写真屋さんもしぶしぶ写真をとりだし、「見ない方がいいと思いますけれど、驚かないで下さいね。」と写真を見せてくれました。
そこには、三人の女の子が写ってましたが、真ん中の亡くなった女の子だけがミイラのような状態で写っていたそうです。
それを見たお母さんはとても驚きましたが、供養してもらうと言い、写真を持ち帰りました。
それにしても恐ろしい写真だったため、霊能者のところに供養してもらう時にこれは何かを暗示してしているのではないかとたずねました。
すると、霊能者は言いたがりません。
やはり無理に頼み込んで話を聞ける事になりました。
その霊能者が重い口を開き、こう言ったそうです。
柳「残念ですが、あなたの娘さんは地獄に落ちました。とな…」
兜馬「では、私が大学の頃聞いた話しで…」
中学生のころ正月、友人2人と私とで初日の出を見に行くことになりました。
朝方の5時ごろ、日の出までまだ間があったので友人の部屋(2階)にとりあえずお邪魔、炬燵を3人で囲むことに。
しばらくして家主の友人が階下にお茶を入れにいき、私は階下への階段を背にする壁側に、もう1人の友人は私の斜め前に座り、2人でぼんやりしていました。
すると私の背後で人の足音が。
とん、とん、とん、という音は、明らかに階段を上っています。
えらい早くお茶いれてくれたなあ…と思い、家主の友人が部屋に入ってくるのを待ちました。
しかし、足音がやんでも部屋のドアは開きません。
「寒いのに廊下で何やってんの…?」と思い、ドアを開けようと振りかえろうとしたとき。
私の背後、つまり私の背中と壁との間を
すっ…
と横切る影を感じました。
「今の何?」と思うと同時『コワイ』という、ぞっとする感覚が背筋に走りました。
しかし、ここでもう一人の友人まで怖がらせてはならないと思い、私は友人の方に向き直りました。
「なあ、さっき…」
そのまま無理に明るく、友人に話しかけようとしました。
しかし向き直った友人の方が、私の方をじっと凝視しています。
「な、なに?」と驚いて聞いた私に、友人が一言。
「今、あんたの後ろを誰かが通った…。」
そのまま2人で1分ほど固まっているところに、家主の友人がやっと階段を上がってきて
「何かあった?」
兜馬「と不思議がられたそうだ。いったいナニが通ったのやら……」
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日はゲストは日本で一番忙しい社長小鳥遊兜馬さんと日本で一番の医者ことお爺様の古川柳さんよ」
兜馬「取材なんかは受けたことがあるが…ラジオというのは初めてだな。」
柳「ホッホッホ。私は日本で一番じゃなく、世界一じゃがな。」
兜馬「先生らしいですね」
柳「ホッホッホ。さぁて、怪談じゃな。どれ、研修医が話しておったもんじゃが…」
ある病院に残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。
友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんはまだ、その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろうとおもい、病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。
結局それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月ともたずにその子はなくなってしまいました。
葬式も終わり、多少落ち着きを取り戻したお母さんはある日、病院で撮った写真の事を思い出しました。
それを現像に出し取りにいって見てみると、その写真が見つかりません。
写真屋さんに聞いてみると、「いや、現像に失敗して……」というそうです。
不審に思ったお母さんは娘の生前の最後の写真だからとしつこく写真屋さんに迫ったそうです。
写真屋さんもしぶしぶ写真をとりだし、「見ない方がいいと思いますけれど、驚かないで下さいね。」と写真を見せてくれました。
そこには、三人の女の子が写ってましたが、真ん中の亡くなった女の子だけがミイラのような状態で写っていたそうです。
それを見たお母さんはとても驚きましたが、供養してもらうと言い、写真を持ち帰りました。
それにしても恐ろしい写真だったため、霊能者のところに供養してもらう時にこれは何かを暗示してしているのではないかとたずねました。
すると、霊能者は言いたがりません。
やはり無理に頼み込んで話を聞ける事になりました。
その霊能者が重い口を開き、こう言ったそうです。
柳「残念ですが、あなたの娘さんは地獄に落ちました。とな…」
兜馬「では、私が大学の頃聞いた話しで…」
中学生のころ正月、友人2人と私とで初日の出を見に行くことになりました。
朝方の5時ごろ、日の出までまだ間があったので友人の部屋(2階)にとりあえずお邪魔、炬燵を3人で囲むことに。
しばらくして家主の友人が階下にお茶を入れにいき、私は階下への階段を背にする壁側に、もう1人の友人は私の斜め前に座り、2人でぼんやりしていました。
すると私の背後で人の足音が。
とん、とん、とん、という音は、明らかに階段を上っています。
えらい早くお茶いれてくれたなあ…と思い、家主の友人が部屋に入ってくるのを待ちました。
しかし、足音がやんでも部屋のドアは開きません。
「寒いのに廊下で何やってんの…?」と思い、ドアを開けようと振りかえろうとしたとき。
私の背後、つまり私の背中と壁との間を
すっ…
と横切る影を感じました。
「今の何?」と思うと同時『コワイ』という、ぞっとする感覚が背筋に走りました。
しかし、ここでもう一人の友人まで怖がらせてはならないと思い、私は友人の方に向き直りました。
「なあ、さっき…」
そのまま無理に明るく、友人に話しかけようとしました。
しかし向き直った友人の方が、私の方をじっと凝視しています。
「な、なに?」と驚いて聞いた私に、友人が一言。
「今、あんたの後ろを誰かが通った…。」
そのまま2人で1分ほど固まっているところに、家主の友人がやっと階段を上がってきて
「何かあった?」
兜馬「と不思議がられたそうだ。いったいナニが通ったのやら……」