ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(9/13/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と鈴猫さんよ」

悠「動物の画像集を見てると腰が抜けそうになるおれだ。特に虎の赤ちゃんとか」

鈴猫「なにそれ、見たい……あ、えと、わたしですっ!」

優希「腰が抜けるほど可愛いんですか」

悠「破壊力は半端ないな。朝から見たりしたら幸せすぎて動く気なくなって学校行かないと思う」

鈴猫「それは違うんじゃないかな……。」

優希「学校にいってないのは通常運行ですよね。」

悠「一週間に四回はいってるよ!」

鈴猫「毎日行こうよ…。」

優希「四回って意味は?」

悠「全科目に一回は出る計算。」

優希「悪知恵は働いてますね。」

悠「計算高いといってくれ。」

鈴猫「いわない、いわない。」

悠「はは~鈴猫のツッコミはやわらかくて可愛いな。」

鈴猫「えっ……///」

悠「どした?顔色がうちにあるプレイステーション2薄型みたいな色だぞ」

鈴猫「ど、どんないろ?」

悠「ドコモショップの紙袋のが解りやすかったかな」

優希「普通に赤いっていえないんですか?」

悠「ワインレッドだ」

優希「小屁理屈を……」

悠「口八丁手八丁だ」

優希「口十丁くらいあるんじゃないですか」

悠「なら舌三寸だ。」

鈴猫「どういう意味だっけ。」

悠「口先だけの巧みな弁舌。うわべだけのうまい言葉で、心や中身が備わっていないって意味」

鈴猫「いってて悲しくない?」

悠「口先でも能弁じゃないとやってないんだよ。おれ見栄っ張りだし」

鈴猫「見栄張ってる?」

悠「色々とねん。」

優希「見栄というかいってることにときどき信憑性が無くなってるのは確かですね。」

悠「虚と実を上手く共存させていくのが人生じゃあないですかい。わたしゃそうやって上手く生きてきたんですからねぇ。」

優希「何歳ですか…。」

悠「じゅーはっさい」

優希「……」

鈴猫「悠は人生楽しんでるよね。」

悠「いちいち不幸がってたら馬鹿らしいからな。それに……最大級に悲しいことってなんだか解るか?」

優希「最大級に悲しい?」

悠「別のいい方をしてもいいな虚しい、不幸、退屈、失念、辟易……。」

優希「……いえ。」

悠「だろな。おれにも解らんし」

鈴猫「えぇ……。」

悠「いっひっひ。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
3/100ページ
スキ