ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡6

ー稲葉の部屋(隣)(8/25/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジ…!」
貞子たん『お~!』

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とここでは初登場右京山寅君よ」

悠「寅に食われかけた小鳥だ。って、誰が小鳥じゃい!小鳥遊だ!!」

寅「ここに喋ればいいのか?」

優希「はい、そのマイクにです。」

悠「おーい、悠君がボケてひとりツッコミしてますよ~」

優希「あぁ、すいません。もう一回どうぞ」

悠「流石にもう一回繰り返す勇気は無いぞ」

寅「ヘタレが」

悠「誰がともきだ!!」

寅「誰だよ……。」

禅「は……い。も…し…もし……はい…はい…。悠…さん。」

悠「あー?」

禅「と…もき…さん……が…俺を…ヘタ……レの…例え…に…出……すな…と……怒…って……ます」

悠「まさかの超遠距離ツッコミ……」

寅「……」

優希「えと、遅くなりましたけど自己紹介してもらえますか?悠は無視していいですから」

寅「ああ……右京山寅。剛拳ジムのボクサーだ。高校は中退。歳は18だ。」

悠「え、お前中退だったのか」

寅「たぶん、もうすぐそうなる。」

優希「えーと……」

悠「じゃあ、まだ席は残ってる訳か。」

禅「なら……俺と……同じ…ですね」

寅「お前もネンショー入ったのか?」

優希「(この人、少年院入ったことあるのか?!)」

禅「いえ……少年…院……は…ありま……せん。」

優希「(少年院「は」ってことは他にはなんかあるのかな…。)」

悠「おれ、留置所なら何回かあるわ。毛布の一枚くらい用意して欲しいよな。ベッドは固いし」

優希「あるあるみたいにいわないでください。コメントに困りますから」

寅「え、お前留置所だけ?嘘だろ」

悠「なにが嘘だよ。むしろ、おれが捕まるのがおかしい。」

優希「一応ききますけど、なにしたんすか?」

悠「悪いことはしてない。街で礼儀知らずを軽くコツイただけだ。そしたら、運悪く捕まった。おかげで池袋署にはおれの指紋がしっかり登録されてる」

優希「……」

寅「指紋くらいいいじゃねぇか。俺は一年保護観察がついたんだぞ。」

悠「なんだ。人でも刺したのか?」

寅「違う」

悠「じゃあ、強盗か放火か強姦か……。」

寅「おい、コラッ!」

優希「ちょ、落ち着いてください。」

悠「なんかやったから少年院にいったんだろ」

寅「俺は何もしてねぇよ!!なのにクソっ……。」

悠「そうか。なら、信じてやるよ」

寅「あぁん?」

悠「いや、おれが思うに。お前はギリギリなことはやっても本気でバカなことするタイプには思えないんだよな。」

寅「はんっ。勝手にいってろ。」

悠「いや、でも、おれのこと殺しかけたしな……。」

寅「お前は死なないからいいんだよ。」

悠「ちなみに優希ちんは補導されたことは?」

優希「ないよ?!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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