ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡
ー稲葉の部屋(仮)ー
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日はゲストはロリ巨乳こと小雪と……えーと…そう、彩!火口彩よ。」
小雪「そ、その紹介は変かな!」
彩「おい、ちょっと稲葉。今私のこと忘れてなかったか。」
稲葉「それじゃあ、怪談よろしくね。」
彩「うぉい!」
小雪「あは、はは…私が話そうかなかな…」
あるタクシー運転手が3人の若い女の子達が手をあげて立っていた。
「お客さん」だ、とすぐに車を寄せ、女の子達を乗せたそうです。
どちらまで、と聞くと女の子の内の一人がお腹が痛いと言っているので、近くの病院まで連れっていって欲しいとの事。
見ると、痛がっている女の子はかなり顔色が悪いく、苦しそうである。
運転手は「それは大変だ」と、とりあえずここから近くにある県内でも有名なT病院に向かう事にした。
病院につくと、女の子達は「私はこの子(腹痛で苦しんでいる女の子)の側に付き添っていたいので、すみませんが、病院の人を呼びに行ってもらいませんか?」と、運転手にお願いしたそうです。
運転手は引き受け、タクシーを降りて病院の受け付けに向かいました。
そこで看護婦さんに事情を話し、タクシーの中にいる子の様子を見てほしい事を伝えました。
看護婦さんは承諾し、運転手さんを受け付けに残し駐車場へ。
……しばらくして看護婦さんは青ざめた顔で戻ってきました。
「あなたは何故こんな事をするのですか!」
看護婦さんは言いました。
運転手さんにはその言葉の意味が分かりません。
「何故こんな事をするのですか!」
再び看護婦さんは言いました。
「どうしてあなたは車に死体を乗せているのですか!!」
看護婦さんが言うには2、3日前この付近でドライブ中の女子大生が乗った車が事故を起こし、この病院に運び込まれたのだけれど、全員亡くなってしまったそうです。
そしてその遺体は今霊安室に置かれているのだそうです。
…が、タクシーの運転手さんが車に乗せているのはまぎれもなくその子達の遺体。
「あなたはうちの病院から死体を運んでどうするつもりですか!」
看護婦さんに問いただされても、運転手が乗せた時は彼女達は生きているようにしか見えなかったそうです。
小雪「…ちなみに事故があった場所は運転手が女の子を拾った場所だった…らしいかな」
「じゃあ…次は私だな、知り合いから聞いた不気味な話だ。」
とある公園のベンチに毎朝決まって1人の女が通りに背中を向ける形で座っていた。
女はどんな悪天候の日にも公園のベンチに座る事をかかさない。
雨が降っても傘もささず、レインコートもまとっていない。
顔を見たことはないが、まだ若い女のようで、着ているものも高価そうだが、相当ひどい雨に濡れても平気らしい。
女に誰かが近寄ったり、話しかけたりする光景は見たことがない。
そして、帰宅する時には、ベンチから女の姿は無くなっていた。
やがて季節は変わり、木枯らしが吹き抜けるようになっても、相変わらず女は早朝のベンチに座っている。
服装もたいして変わっていない。
そんな女を横目で見ながら1人のサラリーマンが通りを歩いていると、彼が首に巻いていたマフラーが突風にもぎとられて、公園の中に入り、女のすぐそばへ落下した。
その女がちょっと普通でない事を知っている彼は、すばやくマフラーを拾って、さっさとその場を離れるつもりでいた。
しかし、この時ちらりと視線を女のほうへと走らせてしまった。
(…!!)
彼は腰が抜けそうになった。その女には顔が無かったのだ。その顔面は刃物でえぐられて黒い穴と化していた。
しかし、絶叫しそうになった彼は、もう一度女をよく見てみた。
(…マネキン?)
そう、それは惨殺死体でもなんでもなく、顔のえぐられたマネキン人形だったのだ。
長い間奇妙な女だと思っていたのはただのつくりものであったと知って彼はあっけにとられた。
しかし、公園から出て行く際に振り返ると、そこにいるのが人形だと分かっても、いまにも動き出しそうな本当の女に見えたという。
そして、翌日からベンチから女の姿は消えていた。
まるで誰かが、一部始終を見ていたかのように…。
人形は1人では歩けない。
精密なマネキンを用意して顔をめちゃくちゃにした上、毎朝公園のベンチに運び込んだのは誰なのだろう?
そしてそれらの行為に何の意味があったのだろうか?
それとも何の意味もないのだろうか?
彩「その以来、その公園に、女が腰掛けている光景は全く見なくなったらしい…」
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日はゲストはロリ巨乳こと小雪と……えーと…そう、彩!火口彩よ。」
小雪「そ、その紹介は変かな!」
彩「おい、ちょっと稲葉。今私のこと忘れてなかったか。」
稲葉「それじゃあ、怪談よろしくね。」
彩「うぉい!」
小雪「あは、はは…私が話そうかなかな…」
あるタクシー運転手が3人の若い女の子達が手をあげて立っていた。
「お客さん」だ、とすぐに車を寄せ、女の子達を乗せたそうです。
どちらまで、と聞くと女の子の内の一人がお腹が痛いと言っているので、近くの病院まで連れっていって欲しいとの事。
見ると、痛がっている女の子はかなり顔色が悪いく、苦しそうである。
運転手は「それは大変だ」と、とりあえずここから近くにある県内でも有名なT病院に向かう事にした。
病院につくと、女の子達は「私はこの子(腹痛で苦しんでいる女の子)の側に付き添っていたいので、すみませんが、病院の人を呼びに行ってもらいませんか?」と、運転手にお願いしたそうです。
運転手は引き受け、タクシーを降りて病院の受け付けに向かいました。
そこで看護婦さんに事情を話し、タクシーの中にいる子の様子を見てほしい事を伝えました。
看護婦さんは承諾し、運転手さんを受け付けに残し駐車場へ。
……しばらくして看護婦さんは青ざめた顔で戻ってきました。
「あなたは何故こんな事をするのですか!」
看護婦さんは言いました。
運転手さんにはその言葉の意味が分かりません。
「何故こんな事をするのですか!」
再び看護婦さんは言いました。
「どうしてあなたは車に死体を乗せているのですか!!」
看護婦さんが言うには2、3日前この付近でドライブ中の女子大生が乗った車が事故を起こし、この病院に運び込まれたのだけれど、全員亡くなってしまったそうです。
そしてその遺体は今霊安室に置かれているのだそうです。
…が、タクシーの運転手さんが車に乗せているのはまぎれもなくその子達の遺体。
「あなたはうちの病院から死体を運んでどうするつもりですか!」
看護婦さんに問いただされても、運転手が乗せた時は彼女達は生きているようにしか見えなかったそうです。
小雪「…ちなみに事故があった場所は運転手が女の子を拾った場所だった…らしいかな」
「じゃあ…次は私だな、知り合いから聞いた不気味な話だ。」
とある公園のベンチに毎朝決まって1人の女が通りに背中を向ける形で座っていた。
女はどんな悪天候の日にも公園のベンチに座る事をかかさない。
雨が降っても傘もささず、レインコートもまとっていない。
顔を見たことはないが、まだ若い女のようで、着ているものも高価そうだが、相当ひどい雨に濡れても平気らしい。
女に誰かが近寄ったり、話しかけたりする光景は見たことがない。
そして、帰宅する時には、ベンチから女の姿は無くなっていた。
やがて季節は変わり、木枯らしが吹き抜けるようになっても、相変わらず女は早朝のベンチに座っている。
服装もたいして変わっていない。
そんな女を横目で見ながら1人のサラリーマンが通りを歩いていると、彼が首に巻いていたマフラーが突風にもぎとられて、公園の中に入り、女のすぐそばへ落下した。
その女がちょっと普通でない事を知っている彼は、すばやくマフラーを拾って、さっさとその場を離れるつもりでいた。
しかし、この時ちらりと視線を女のほうへと走らせてしまった。
(…!!)
彼は腰が抜けそうになった。その女には顔が無かったのだ。その顔面は刃物でえぐられて黒い穴と化していた。
しかし、絶叫しそうになった彼は、もう一度女をよく見てみた。
(…マネキン?)
そう、それは惨殺死体でもなんでもなく、顔のえぐられたマネキン人形だったのだ。
長い間奇妙な女だと思っていたのはただのつくりものであったと知って彼はあっけにとられた。
しかし、公園から出て行く際に振り返ると、そこにいるのが人形だと分かっても、いまにも動き出しそうな本当の女に見えたという。
そして、翌日からベンチから女の姿は消えていた。
まるで誰かが、一部始終を見ていたかのように…。
人形は1人では歩けない。
精密なマネキンを用意して顔をめちゃくちゃにした上、毎朝公園のベンチに運び込んだのは誰なのだろう?
そしてそれらの行為に何の意味があったのだろうか?
それとも何の意味もないのだろうか?
彩「その以来、その公園に、女が腰掛けている光景は全く見なくなったらしい…」