ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡6

ー稲葉の部屋(隣)(6/30/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは氷室さんと千夜君よ」

氷室「夏は嫌いじゃないですが早く梅雨明けを願う私です」

千夜「……鍋を振るうのが地獄に近い俺だ。」

優希「良かった…」

紅菜「どうかした?」

優希「いや、昨日みたいな感じじゃなくて」

氷室「昨日は大変みたいでしたね。」

優希「ほぼ放送事故でしたよ…」

千夜「そうだな。」

優希「わかってくれますか」

千夜「悠がさっさとケリつけたら良いだけの話だろ。昨日だってあれだけ言われて大人しくしてる方が悪ぃ。」

優希「そっちですか…」

千夜「有無を言わさず蹴りとばしゃあ…」

氷室「いけませんよ。こんなところで暴れたら大変ですし」

優希「暴れない方向はなしですか?」

氷室「ケースバイケースだと思います。」

優希「この場合のケースバイケースはいい意味がありませんよ」

氷室「どうなっても結果は出ますから。」

優希「結果って…」

氷室「それはもちろん…悠さんの勝ちか、柏さんの勝ちかです。前者なら双方が病院送り、後者なら……」

紅菜「後者なら?」

氷室「……葬儀の準備が必要かも知れませんね。」

優希「そんないい笑顔でいいますか…」

氷室「いやぁ、私が思うだけですから気にしないでください。」

稲葉「相性があそこまで悪いのも困ったものよね。紅君と千夜君も相性が良くないわね。」

千夜「……」

氷室「素直じゃないだけですよ。」

千夜「氷室さん…」

氷室「ふふ」

優希「けど、千夜さんて紅さんとよく遊んでませんか?」

千夜「遊んでねぇよ」

優希「す、すいません」

千夜「……遊んでる訳じゃなく紅の野郎が目ざとく俺を見つけて声かけて君だよ。」

稲葉「愛されてるわね」

千夜「キメェ…ウゼェ…蹴るぞコラ…」

氷室「女性に暴力はいけませんよ?」

千夜「……」

紅菜「大丈夫です。もし、なにか起こっても千歳が身をていして守りますから。」

優希「無茶言うな!?」

氷室「素晴らしいですね。」

優希「無理。無理っす!」

氷室「優希くん、覚悟を決めれば一発くらいは耐えられるものですよ。だから自信を持ってください。」

優希「氷室さん……さらっと、蹴られること前提で話を進めないでください。」

氷室「おや、これは失礼しました。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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