ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡6

ー稲葉の部屋(隣)(6/17/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは摩耶くんと金剛さんよ」

摩耶「いつもニコニコ、指定席は金剛くんの右肩の僕です。」

金剛「いつも…ニコニコはしてねぇなぁ。」

優希「はは…たしかに、ニコニコはしてないですね」

金剛「俺の顔恐いか?」

優希「え、あ、いや……」

金剛「あぁ、気にするな。わかってるから。」

摩耶「あはは。金剛くんの顔は子供がみたら泣いちゃうからね。」

金剛「……いうな。」

優希「ま、まぁでも…金剛さんて優しいって聞いてますよ。」

金剛「普通だ。普通。どうせ、悠が大袈裟にふれまわってるんだろ。」

紅菜「よく、悠さんてわかりましたね」

金剛「俺をそんな風にいうのは悠か摩耶くらいだからな。わかるんだよ」

摩耶「これ照れてるから。怒ってないから。」

金剛「摩~耶~!」

優希「あはは、仲いいっすね」

摩耶「うん。僕、金剛くん好きだし。」

紅菜「悠さんは?」

摩耶「もちろん、大好きだよ~」

金剛「俺は好きで、悠は大好きか…」

摩耶「嫌だなぁ言葉のあやだよ。」

金剛「冗談だ。」

優希「ハイレベルだ」

紅菜「ちなみにお二人と悠さんの戦績はどんな感じなんです?」

摩耶「総数はわからないけど……結果は悠くんの勝ち越しかなぁ」

金剛「そうだろうな」

優希「結果は?」

金剛「はっきりいったら、悠は引き分けとかうやむやの結果が多い。あいつがそういう結果に持ち込むからな。」

摩耶「逆にいえば悠くんに対して必勝法があるしね」

優希「必勝法が…あるんですか?」

摩耶「うん。まぁ、もちろんある程度の強さは必要だけど……。まぁ、ひとつ注意しとけば誰でもできるよ」

優希「なんですか?」

金剛「本気にならない事だ」

優希「……はい?」

金剛「悠とやるときはな本気にならない、それで確実に勝てる」

優希「えーと、ごめんなさい。意味がわかりません。」

摩耶「悠くんは異常なほど生存能力が高いのは知ってるよね?」

優希「らしいですね。」

摩耶「殺しても死なない、まるで胴体を切られたのに動くムカデみたいで、頭切られても平気なプラナリアの如く、殺虫剤に対抗を持ち出したゴキブリよろしく…」

金剛「いいすぎだ。話がそれ始めてるし。」

摩耶「あはは。つまり、裏を返せばその状態までにならないと本領が発揮できないんだよね。」

優希「?」

摩耶「だからね…あっ。時間だね」

優希「え?」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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