ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡6

ー稲葉の部屋(隣)(6/14/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と楓子ちゃんとともき君よ」

悠「好きな言葉は百鬼繚乱のおれだ」

ともき「混ざってるぞ」

楓子「好きな言葉は一鬼当千の私ですやよ」

ともき「鬼押し?」

悠「鬼面楚歌」

ともき「四面楚歌」

楓子「明鬼止水」

ともき「明鏡止水」

悠「鬼も歩けば棒を弾き飛ばす」

ともき「原型がない」

楓子「鬼しめ」

ともき「お煮しめか?」

優希「すいません。鬼談義いつまでつづきます?」

ともき「できるなら手早く終わらせたい」

悠「デコ、お前がしつこいからみんな困ってるだろ」

楓子「申し訳ありませんやよ」

ともき「うん。悠が悪い」

悠「優雅和類?」

優希「ボケかたがミハイル殿下みたいですよ」

悠「うわ……それは嫌だわ」

ともき「マジな嫌がりかただな。」

悠「あんな、潰れ肉まんと似てるとか死にたくなるだろ。」

ともき「そこまで嫌いか」

悠「嫌いだなぁ。柏の方が嫌いだけど。」

楓子「どういう違いですかやよ?」

悠「生理的に嫌いなのがミハイル。存在的に嫌いなのが柏。」

ともき「同じじゃないのか?」

悠「ミハイルは異形と割りきればまだ耐えられるけど、柏はもう……なんか無理だ。」

ともき「そこまでいわれたら柏さんも怒るわな…」

悠「怒ったついでに血管でも切れたらうけるのにな」
優希「ぜんぜん、笑えません」

ともき「もう少し明るい話題にしようぜ」

楓子「じゃあ私と師匠の馴れ初めでも話しましょうかやよ」

悠「止めろよ。今以上に暗くなるだろ」

ともき「マジで!?」

悠「半分……いや、四分の一は冗談かな。」

ともき「微妙に真実な部分があるんだな。」

楓子「そんなことないと思いますがやよ…。じゃあ、決闘巡りの話でも」

悠「やらんでいい」

楓子「今度は是非師匠と決闘したいですやよ」

悠「断る」

ともき「してあげたらいいじゃないか」

悠「おれじゃ敵わないし」

楓子「それは完全に嫌みですやよ。」

悠「にゃーん」

稲葉「どうせ敵わないといって闘わないとか腑抜けねぇ」

悠「おれが腑抜けな分、デコは勇敢なんだよ」

ともき「どういう差し引きだよそれ」

悠「反面教師を見たら、生徒はよく育つってことだわさ」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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