ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(5/28/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは大妖怪の揺光と悠よ」

揺光【白面金毛九尾の妾じゃ。】

悠「今の紹介だとおれまで妖怪と思われそうで嫌なおれだ」

優希「揺光さん、帰ってたんですね」

揺光【うむ。旧友共にも一通り会えたしのぅ。そろそろ悠の面も見たくなったんじゃ】

悠「お前に見せる面などない」

揺光【くっくっく。一晩中求めあった仲ではないか。】

悠「じゃがしいわ!」

紅菜「ちなみに何処にいってたんです?」

揺光【佐渡じゃ】

優希「佐渡ですか。」

揺光【うむ。旧友の二つ岩と杯を交えてきたんじゃ】

悠「二つ岩?」

揺光【マミゾウという化け狸じゃ。】

悠「狐と狸が呑みあいかよ」

揺光【狸というが、化け狸の頭領で、それ相応の威厳とカリスマもちじゃぞ。】
悠「ほう。っか、妖怪って暇なんだな。」

揺光【仕方なかろうて。妾らの楽しみは人間観察か酒を呑むぐらいしかやることがないんじゃからな】

悠「最高じゃん」

優希「コラコラ」

揺光【妾はもうちょい色々と楽しんでいるがのぅ。妲己と若藻をキャンキャン哭かせたり】

悠「鬼かよ。」

揺光【注意点は完全に嗜虐側に落とし込まぬように調教を…】

悠「おれも混ぜろよ。」

優希「おい、コラ。全身性器野郎」

悠「冗談だって。っか、優希ちん…最近ツッコミきつうなったな」

揺光【くっくっく。妾は悠なら歓迎じゃぞ】

悠「火遊びはやらないからな」

揺光【そういわずに遊んでたもう。妾は暇で暇でしかたないんじゃ】

悠「遊んでって…おれかなりハードスケジューラーだし。っか、何して遊ぶんだよ」

揺光【夜伽】

悠「火遊びはやらない」

揺光【じゃあ、一騎討ちとかどうじゃ?】

悠「小指ひとつで山を消し飛ばせるような超妖怪と一騎討ちってのは自殺レベルの話じゃないぞ」

揺光【今はだいぶ鈍っとるから小指では無理じゃ。せいぜい尻尾ひと振りですかいたわーを薙ぎ倒す程度じゃ】

悠「それが出来たらおれなんか消し飛ぶよ!」

揺光【では、妾はひとり、そっちは最大勢力でぶつかるのはどうじゃ?なんなら魔法使いや異能力者を加えても良いぞ。】

悠「やらないっての。」

揺光【つまらんのぉ~。】

悠「なにが悲しゅうて、そんなハイリスクノーリターンなことをしなくちゃならんのだ」

揺光【実戦修業じゃよ。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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