ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(5/27/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはミハイル殿下と炎銃さんよ」
ミハイル「墓石と破壊神はにていると思った僕だ」

炎銃「破壊神がぶっ壊したもんを全部墓石にいれるから似てて当然なんじゃねぇのの俺だ」

優希「いやいや、なにか根本的なことが間違ってますよ」

ミハイル「はいはい。わかりましたよ。レールガン講座をはじめたらいいんだろ」

優希「なんでやさぐれてるんだこの人…」

ミハイル「ここまで理論面に着目してきたライトガスガンだけど、これは元々「隕石の衝突」を研究室で再現するために生み出された装置だったりする。この威力に死の商人が着目し、兵器への転用研究が目下行われているところだ。」

炎銃「ほう。お前もその一匹か」

ミハイル「バカをいうな。僕は片手間につくってそれを売りさばくだけだ」

紅菜「なお最悪ですね」

ミハイル「まぁ、たしかにライトガスガンのために会社を興した死の商人もいるほど、期待の高さはあるみたいだな。」

優希「スルーした…」

ミハイル「そんなライトガスガンの現時点の到達点といえるのがUTRONだ。まだ試作段階ではあるが、UTRONは45ミリ弾を秒速6000メートルで打ち出すことに成功。前に、ズムウォルト級駆逐艦にレールガンを搭載する研究が行われているとのべたが、この座を脅かす存在だな。」

炎銃「レールガンの研究が始まったのは80年前だろ。それなのにライトガスガンみたいな比較的新しい技術に負けるのかよ」

ミハイル「ここで負けたら技術界の黒歴史と化すだろうな。レールガンの開発者たちはマジで涙目になるだろう。まぁ、80年も研究を続けても駄目なレールガンはどうやっても駄目だと見限る時期なんじゃないか。」

紅菜「ライトガスガンには弱点はないの?」

ミハイル「ある。現在のライトガスガンの欠点、それは砲弾の初速が安定しないことだ。武器である以上砲弾の初速は一定でなければならない。たとえズレが少しでも、速くなれば目標を飛び越えてしまうし、遅くなれば手前に落ちてしまう。」

炎銃「弾道計算ができねぇじゃん。命中率が悲惨な結果になるぞ」

優希「なんで初速が安定しないんです?」

ミハイル「ライトガスガンだと弾の発射時、ヘリウムガスの圧力が限界に達すると弁が開く仕組みになっている。ただし、この圧力が物凄くたかいから普通の弁はつかえない。だから、コンデンサにも用いられる爆発防止弁などと同じ、圧力で金属が裂けて開く破壊式解放弁を採用している。だが、破壊式解放弁だと弁が開く圧力にかなりのムラが発生。これが初速の安定しない理由だな。」

炎銃「まだまだ課題の多い兵器だな」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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