ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡
ー稲葉の部屋(仮)ー
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日のゲストは悠の愛人、岡崎亮くんよ。」
亮「あのなぁ……」
禅「まぁ…まぁ…」
亮「ったく、まあ話すか。…知人から聞いた話だ。」
知人の叔母さんはいわゆる霊感の強い人で、他人の霊的な相談に乗ったりしており、遠方から手紙で相談を持ちかけられるような人だ。
そんな叔母さんのもとに昔届いた手紙の内容として知人が話してくれた話だ。
手紙の主は女学生…
ある日彼女が学校から帰り、自宅のあたりまで来た時のこと。
誰かが彼女の自宅に入っていくのが見えた。
弟か外出していた母が帰ってきたのだな、と彼女は思ったのですが、家に着くと玄関の鍵は閉まっていた。
しばらくして帰ってきた弟がに、さっき一度帰ってきたかと尋ねましたが、知らないという答えで彼女は不思議に思ったものの、見間違いだったのだろうと思うことにした。
しかし、それから彼女は家の中でたびたび妙なものを見ることになった。
夕飯時、彼女が居間にいて、ふと台所を見ると、炊事をしている母親の後姿が見えたのですが、何と母親が二人いる。
彼女が驚いていると、そのうちの片方がくるりとこちらを振り返りました。それは母親ではなく、顔に目鼻がなく、口だけのものが笑っている。
また別の日、彼女が風呂に入り洗髪をした時のこと、風呂場には彼女一人だけのはずなのに、湯船のなかでぽちゃんと水のはねる音がした。
顔を上げて湯船をのぞき込むと、水面にあの顔が映っていたそうだ。
またある日のこと。
彼女の母親は自宅で洋裁教室を開いており、足踏み式のミシンが置いてある部屋があり、夜遅くその部屋からミシンを踏む音が聞こえてきたので、まだ生徒さんが残ってるのかな、随分遅いな、と思って彼女は部屋を覗き込んだ。
すると一台のミシンに女性が向かっているのが見えた。
ただその様子は普通ではなく、首と腕をだらりと下に垂らしたまま、足だけめちゃくちゃな勢いでミシンを踏んでいる。
しばらく様子をみているとその女性がくるりと振り向った。
またあいつ。
今度はそれはすっくと立ち上がったかと思うと、Aさんに向かって走り出してきた。
彼女は急いで自分の部屋に逃げ込んだそうだ。
聞いた手紙の内容はここまで、 それを見てしまうのは家族の中でも彼女だけだそうで、助けてほしい、という内容だったということだ。
亮「…その後…彼女を助ける事が出来たのかは…聞いてない。」
禅「お疲れ…さま…です。このあと…よかったら…ケーキ…バイキング…にでも…いきませんか?」
亮「いいな。」
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日のゲストは悠の愛人、岡崎亮くんよ。」
亮「あのなぁ……」
禅「まぁ…まぁ…」
亮「ったく、まあ話すか。…知人から聞いた話だ。」
知人の叔母さんはいわゆる霊感の強い人で、他人の霊的な相談に乗ったりしており、遠方から手紙で相談を持ちかけられるような人だ。
そんな叔母さんのもとに昔届いた手紙の内容として知人が話してくれた話だ。
手紙の主は女学生…
ある日彼女が学校から帰り、自宅のあたりまで来た時のこと。
誰かが彼女の自宅に入っていくのが見えた。
弟か外出していた母が帰ってきたのだな、と彼女は思ったのですが、家に着くと玄関の鍵は閉まっていた。
しばらくして帰ってきた弟がに、さっき一度帰ってきたかと尋ねましたが、知らないという答えで彼女は不思議に思ったものの、見間違いだったのだろうと思うことにした。
しかし、それから彼女は家の中でたびたび妙なものを見ることになった。
夕飯時、彼女が居間にいて、ふと台所を見ると、炊事をしている母親の後姿が見えたのですが、何と母親が二人いる。
彼女が驚いていると、そのうちの片方がくるりとこちらを振り返りました。それは母親ではなく、顔に目鼻がなく、口だけのものが笑っている。
また別の日、彼女が風呂に入り洗髪をした時のこと、風呂場には彼女一人だけのはずなのに、湯船のなかでぽちゃんと水のはねる音がした。
顔を上げて湯船をのぞき込むと、水面にあの顔が映っていたそうだ。
またある日のこと。
彼女の母親は自宅で洋裁教室を開いており、足踏み式のミシンが置いてある部屋があり、夜遅くその部屋からミシンを踏む音が聞こえてきたので、まだ生徒さんが残ってるのかな、随分遅いな、と思って彼女は部屋を覗き込んだ。
すると一台のミシンに女性が向かっているのが見えた。
ただその様子は普通ではなく、首と腕をだらりと下に垂らしたまま、足だけめちゃくちゃな勢いでミシンを踏んでいる。
しばらく様子をみているとその女性がくるりと振り向った。
またあいつ。
今度はそれはすっくと立ち上がったかと思うと、Aさんに向かって走り出してきた。
彼女は急いで自分の部屋に逃げ込んだそうだ。
聞いた手紙の内容はここまで、 それを見てしまうのは家族の中でも彼女だけだそうで、助けてほしい、という内容だったということだ。
亮「…その後…彼女を助ける事が出来たのかは…聞いてない。」
禅「お疲れ…さま…です。このあと…よかったら…ケーキ…バイキング…にでも…いきませんか?」
亮「いいな。」