ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(4/18/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはともきくんと紅くんよ」

ともき「汗をかくほどの暖かさにびっくりした俺です」

紅「強さが欲しいならその手で掴み取れな俺だ!」

優希「今日はたしかに暑かったですね。それで紅さんは熱いですね」

紅「そう?」

ともき「紅は熱い風で冷静だよな。」

紅「そうなのか?」

ともき「そういうところだよ」

紅「ふむ。まぁ、けど熱すぎたら隙がでかくなるし、逆に冷静に考えすぎても動けなくなるから、ど真ん中でいるかどっちかによる方がいいんだぞ」

優希「そういうもんなんですか?」

紅「俺の経験上「は」な」

ともき「やっぱそういう風な相性って喧嘩にも関係あるのか?」

紅「まぁ、あるな。例えば崇さんとかに思いっきり睨み聞かせて怒鳴ってきたらビビるだろ。それはメンタル(精神面)にくる、恐怖や弱気になるとメンタルから壊される。」

ともき「なるほどな」

紅「だから逆にいえば悠みたいにバトル中でも話術巧みに相手を手玉にとろうとするだろ。あれはあれで厄介だ。」

優希「舌戦もひとつの闘い方ですね…」

紅「それでもやっぱり一番は持ち前の技術やスタイルが重要になるけどな。おれみたいな喧嘩スタイルだとどーもなぁ」

ともき「真桜ちゃんに古武術習ってるんじゃないのか?」

紅「いやいや、鍛えてはもらってけど古武術は習ってないぞ。俺のスタイルはいつだって喧嘩スタイルだ」

優希「喧嘩スタイルってどんな感じなんですか?」」

紅「こう……ガスッとやる感じ。」

優希「はい?」

ともき「説明下手か」

禅「技術…的…には…粗…削り…です…が…相手を……圧…倒する…ような…気…迫と…バットで…の…攻撃…も…強力…ルール…無用の…路上…でこそ…本領を…発揮する…スタイル…です。」

紅「そうそれだ。」

ともき「そういえば、禅君のスタイルって?」

禅「な…いしょ…です」

ともき「そうか…」

禅「まぁ…俺は…さておき…紅…さんの…話です…から。」

紅「え、ああ、なんの話だっけ?」

優希「スタイルの話ですよ」

紅「あぁ、そうだ。ともきって秋宵月流古武術と春野流合気道習ってるのか?」

ともき「ちゃんと習った訳じゃないよ。基礎を少し教えてもらっただけだよ」

紅「じゃあ、こんど俺とやるか?」

ともき「やらねぇよ。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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