ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(4/17/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とミハイル殿下よ」

悠「可逆不可逆主義のおれだ」

ミハイル「天知る地知る森羅万象な僕だ。」

優希「相対な口上ですね」

悠「なぁ、頼むからミハイルとおれをいっしょに呼ぶの止めてくれないかな。」

ミハイル「なんだ、そんなに僕の美貌と自分の姿に差が有りすぎて辛いのか?だったら気にすることはない僕とお前では月とすっぽんなんだ。比較するのが間違ってる」

悠「黙れ。顔面ボルボックス野郎。」

ミハイル「いわれてるぞ」

優希「アンタだよ!!」

ミハイル「はっはっは。……顔面ボルボックスってどーいう意味じゃいコラ?」

悠「じゃあ潰れた肉まん。」

ミハイル「いわれてるぞ」

優希「だから、アンタだよ!てゆーかなんですかこの無限ループ!」

悠「だから、ミハイルといっしょは嫌なんだ。話がまえに進まない」

ミハイル「まえには進まなくても、時間は進むぞ」

悠「時間の無駄なだけだろ。」

ミハイル「無駄を楽しむのがジョンブルだ。」

優希「え、ジョンブルでしたか?」

ミハイル「僕は違う」

優希「……イラ」

悠「お前が楽しんでるのは時間の無駄じゃなく、その間に人をおちょくることだろ」

ミハイル「そんなことは……あるさ」

優希「どっちだよ」

ミハイル「有るといっとろーが!」

優希「もうやだこの人…」

悠「くそ。おれがボケれないじゃないか」

紅菜「あ、いっしょが嫌な理由はそれですか」

悠「タコにも、いや、イカにも」

優希「っていうか、本当に日本に居すぎじゃないですか?」

ミハイル「仕方ないだろ。理化学研究所のグループに死の舞についての研究を見てほしいと呼ばれてるんだから」

優希「死の…舞?」

悠「ES細胞やiPS細胞が細胞死に至る前に「死の舞」という独特の激しい細胞運動をするって…あれか?」

ミハイル「そうだ。先日、僕はその仕組みを明らかにした。あらゆる組織の細胞になることができるES細胞などの万能細胞はストレスに弱く、細胞を1個ずつバラバラにして培養すると99%の細胞が死に、臨床応用への障壁となってる。」

悠「マジか…」

優希「凄いことなんですよね?」

悠「あぁ、もし「死の舞」を防止できれば、万能細胞の培養効率を上げられ、再生医療への応用や安全性向上に貢献すると考えれるな」

優希「世界的じゃないですか!?」

ミハイル「それでオゼゼがたくさん僕の元に入るしな。」

「「けっきょく金かよ!」」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
51/100ページ
スキ