ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡
ー稲葉の部屋(仮)ー
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日のゲストは千草とピュアオブキュート春野翡翠ちゃんよ。。」
千草「あれれ、なんか私の扱い酷くない?」
稲葉「ふふ。そんなことないわよ。私と千草の仲じゃない」
千草「どんな仲よ。」
禅「千草…さん…翡翠…さん…よろしく…おねがい…します」
翡翠「…コク…」
千草「はいはい。」
禅「では…どちらが…先に…話し…ますか?」
翡翠「…はい…」
千草「じゃ、ひーちゃんから。」
翡翠「…きいたはなし…」
A君は小学三年生、大のお婆ちゃん子だった。
学校から帰ると、さとし君はいつも二階のお部屋からお婆ちゃんによばれる。
たばこのおつかいをたのまれるのだ。
五百円玉をわたされて二百五十円のたばこを買ってくると、残りのお金はA君へのおだちんだ。
そんなお婆ちゃんが心ぞうの病気で、急に死んでしまった。
お婆ちゃんのお葬式が終わって、親せきのおじさんおばさんたちが帰ると、家の中は急に静かになった。
A君は二階のお婆ちゃんの部屋に行ってみた。
夕日がさしこむ部屋の中には、お婆ちゃんが使っていたタンスや座布団がそのまま残っている。
「おばあちゃん」
A君は小さくつぶやくとタンスの一番下の引き出しをそっとあけてみた。
引き出しの中にお婆ちゃんが横になって……
「…Aくんをみつめていたんだって…」
千草「じゃあ次は私ね。…あんまり気持ちよい話じゃないけど…お爺ちゃんから聞いた話で…」
渓泉会館は、よくクラブ活動の合宿にも利用されているが、非常に気味の悪い絵画が飾ってある。
巨大な牛と、その傍らに横たわる妙に蒼白い子供。
絵の意味は不明だが、どうやら「牛の首」という非常に恐い話に関係があるらしい。
「牛の首」とは、今から25年ほど前に当高校の数学教師だけが全てを知っていた怪談。
当時先生が生徒を数名ワゴン車に乗せて、移動中に恐い話をしていた時の事である。
さんざん恐い話を聞かせたあげく、最後にとっておきの「牛の首」という話をはじめた。
しばらく静かに聞いていた生徒達も次第に恐怖が限界に達し、「先生!もうやめて!!」と耳を塞ぎながら各々が叫びはじめたが、先生は面白がって生徒の訴えを無視し夢中になって話続けた。
そして、ふと車内が静かになっているのに気付き、後ろを振り返ると生徒全員が口からアワを噴いて失神していたのだ。
あまりの恐怖に気を失ったらしい。
それ以来この先生は二度と、この「牛の首」の話を口にださなくなった。
私が在学中の頃、この先生に「ねぇ、牛の首って話ご存じですか…」と話かけると、急に先生の顔色が変わり「一体どこから聞いた?!そんな話は知らん!!」
それっきりこの「牛の首」は謎のまま。
渓泉会館の絵もどうやら関係あるらしいのだが深くまでは解らない。
千草「…一体「牛の首」とはどんな話なんだろうね…。」
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「今日のゲストは千草とピュアオブキュート春野翡翠ちゃんよ。。」
千草「あれれ、なんか私の扱い酷くない?」
稲葉「ふふ。そんなことないわよ。私と千草の仲じゃない」
千草「どんな仲よ。」
禅「千草…さん…翡翠…さん…よろしく…おねがい…します」
翡翠「…コク…」
千草「はいはい。」
禅「では…どちらが…先に…話し…ますか?」
翡翠「…はい…」
千草「じゃ、ひーちゃんから。」
翡翠「…きいたはなし…」
A君は小学三年生、大のお婆ちゃん子だった。
学校から帰ると、さとし君はいつも二階のお部屋からお婆ちゃんによばれる。
たばこのおつかいをたのまれるのだ。
五百円玉をわたされて二百五十円のたばこを買ってくると、残りのお金はA君へのおだちんだ。
そんなお婆ちゃんが心ぞうの病気で、急に死んでしまった。
お婆ちゃんのお葬式が終わって、親せきのおじさんおばさんたちが帰ると、家の中は急に静かになった。
A君は二階のお婆ちゃんの部屋に行ってみた。
夕日がさしこむ部屋の中には、お婆ちゃんが使っていたタンスや座布団がそのまま残っている。
「おばあちゃん」
A君は小さくつぶやくとタンスの一番下の引き出しをそっとあけてみた。
引き出しの中にお婆ちゃんが横になって……
「…Aくんをみつめていたんだって…」
千草「じゃあ次は私ね。…あんまり気持ちよい話じゃないけど…お爺ちゃんから聞いた話で…」
渓泉会館は、よくクラブ活動の合宿にも利用されているが、非常に気味の悪い絵画が飾ってある。
巨大な牛と、その傍らに横たわる妙に蒼白い子供。
絵の意味は不明だが、どうやら「牛の首」という非常に恐い話に関係があるらしい。
「牛の首」とは、今から25年ほど前に当高校の数学教師だけが全てを知っていた怪談。
当時先生が生徒を数名ワゴン車に乗せて、移動中に恐い話をしていた時の事である。
さんざん恐い話を聞かせたあげく、最後にとっておきの「牛の首」という話をはじめた。
しばらく静かに聞いていた生徒達も次第に恐怖が限界に達し、「先生!もうやめて!!」と耳を塞ぎながら各々が叫びはじめたが、先生は面白がって生徒の訴えを無視し夢中になって話続けた。
そして、ふと車内が静かになっているのに気付き、後ろを振り返ると生徒全員が口からアワを噴いて失神していたのだ。
あまりの恐怖に気を失ったらしい。
それ以来この先生は二度と、この「牛の首」の話を口にださなくなった。
私が在学中の頃、この先生に「ねぇ、牛の首って話ご存じですか…」と話かけると、急に先生の顔色が変わり「一体どこから聞いた?!そんな話は知らん!!」
それっきりこの「牛の首」は謎のまま。
渓泉会館の絵もどうやら関係あるらしいのだが深くまでは解らない。
千草「…一体「牛の首」とはどんな話なんだろうね…。」