ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(4/15/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とともき君とバロンよ」

悠「ちぇき、冥府以下略のおれだ」

ともき「もはや、はじめから以下略でいいんじゃないかとツッコむ俺です。」

バロン『ハッハッハッ…ガウッ!』

優希「犬!?」

悠「ぬ?優希ちん、バロンと会うのはじめてじゃないだろ?」

優希「はじめてではないけど、なんで居るですか!?」

悠「バロンの散歩の途中だったんだ」

優希「そうだとしてもなんで部屋のなかに…」

悠「稲葉が連れてこいって」

ともき「足を拭くのに二十分はかかったよ…」

バロン『ハッハッハ!』

紅菜「ウサギとか食べそうな顔だけどおとなしい子ですね。」

優希「コラコラコラ!?」

悠「だろ。子供とか食べそうな顔だけどバロンはいい子なんだよ。」

優希「この人も酷いな!?」

ともき「バロン、噛みついてもいいんだぞ?」

バロン『ガウッ?』

悠「バロンがおれを噛むわけないだろ。たまにマリオの真似をして乗ってきたり、踏んできたりするだけだ。そのたびに死にかけるけど」

優希「ですよね…土佐犬よりデカイし。」

悠「子供なら背に乗せれるからな。」

紅菜「日にどのくらい餌を食べます?」

悠「う~ん…正式にはわからんけど。けっこう食べる」

ともき「アバウトだな。」

悠「ただ、最近はデコになついてなぁ」

優希「デコちゃんに?」

悠「あぁ、デコが散歩に連れてくことが多いんだけど……歩きっぱなしで十キロくらい平然といくんだよ。」

優希「それにデコちゃんも付き合うんだ…」

悠「いや、正しくは、引き換えそうとしない限りバロンは散歩する。デコはバロンが引き換えそうとしない限り付き合う。」

ともき「つまり、どっちも引かないんだな…」

悠「ある程度で帰るように言い聞かせてるから大丈夫だけど、ときどきデコはアホの子なんじゃないかと心配になる」

ともき「悠に心配されるとはデコちゃんも可哀想に…」

悠「どーいう意味じゃい!」

ともき「そのままの意味だ。」

悠「うん。うん?」

ともき「わかってないのかよ!」

悠「あと二ミリかな」

ともき「あと二ミリでなにがどうなるんだよ」

悠「胴は鳴らんが、耳鳴りはします」

ともき「勝手に悩まされとけ!」

バロン『ハッハッ!』

紅菜「わぁ、背中の毛かたい…けど、内側はふわふわしてる」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
49/100ページ
スキ