ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(4/12/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と亮くんよ」

悠「真島の兄さん一色のおれだ。」

亮「半人前のレッテルがいい加減剥がれない俺だ。」

優希「岡崎センパイ、そんなレッテルが張られてるんですか?」

亮「そんな気がする」

紅菜「被害妄想?」

優希「コラコラ…」

悠「半人前なのはおれも同じだぜ?」

亮「……」

悠「なんだよ。その目は」

亮「お前が半人前なら俺はどうなるんだよ…」

悠「どうって……ででーん?」

亮「どうなったんだ?!」

悠「亮アウトー」

亮「アウトかよ」

悠「冗談だよ」

亮「なにが冗談なのかも解らないんだが」

悠「解らないことを考えるな解らないことを考えても解るわけがない、頭いたくならぁ」

亮「俺が頭痛くなる原因はお前だよ」

悠「優希ちん、なにしたんだよ」

優希「俺じゃなくアンタだよ!」

悠「えっ…?」

優希「これか…さも、初めて知って驚いたような新鮮なリアクションって…」

悠「いかんな、最近このネタに逃げてしまう。」

亮「……」

悠「だから、そんな目でおれを見るなよ。なんだよ、どうして欲しいんだよ?」

亮「だからぁ…ちゃんと稽古つけてくれるとかさ」

悠「おれがつけるより、羅漢のおっちゃんのが正しく稽古してくれるだろ」

亮「それはそうだけどな」

悠「それにおれの中で空手のスタイルレベルは低いからな」

亮「じゃあ、悠の中ではなんのスタイルが一番高いんだ?」

優希「スタイルレベルっていうのにはツッコミとか無しなんだ…」

悠「逃げ足かな」

亮「スタイルでもなんでもないよな。」

悠「逃げ足には自信があるんです」

亮「逃げなくても立ち向かえるだろ!」

悠「逃げて済むならおれは全力で逃げてみせるさ」

亮「意味不明なところで格好つけるな!」

悠「おれは無血主義だぞ?別になんにもなしに暴力に訴えたい屑なつもりもないし。」

亮「それ、俺のことか?」

悠「どうしたいったい…本気で被害妄想がひどいぞ」

亮「お前がちゃんと相手にしてくれないから不安になるんだよ!」

悠「構ってちゃんだな~」

亮「あぁん?」

悠「わかった、わかった。今度、雲水と道玄のおっさんにしごかれるときお前も誘うよ。いっしょに一日中サンドバックにされよう」

亮「それはそれで嫌だな…」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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