ー放送ー⚡電脳ラジオ(伍)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(12/24/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『ごぉっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(伍)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんと悠とプロメ(仮)よ。」

福太郎「クリスマスイヴ。俺やで。」

千世子「サンタ。千世子なのだ。」

ラム「スノーマン。私よ。」

悠「サンタさん……冬を消し去ってください。おれだ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「エッチなコスプレサンタガールが来てほしいです。」

ゆえ「さまーそると……!」
ギャドッ!
友利「あぶぁ!!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「悠がおる」

悠「クリスマイヴだから呼ばれた」
ガタガタ

千世子「震え方がやばいのだ。」

悠「寒さで今にも死にそうになってる。」

ラム「どれだけよ」

プロメ(仮)【冷気耐性マイナス100。では、今回は「ソレノグリファ・ポリボディーダ」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「インドで目撃されたいう不思議な生き物。インド南部のタミル・ナドゥ州で捕獲された鳥のような足が十二本ある蛇のような動物で、爬虫類と飛べない鳥類の混合であるとされとる。この足と体のうねりを使ってとんでもない速さで走る。さらに普通の爬虫類とは違い、常に異常な速さで走り回り、食事や排せつ以外でこれが止まることはない。」

ゆうな「止まったら死ぬのかな?」

ゆえ「まぐろかな……。」

悠「足引っ掛けた瞬間に突っ込んで自滅しそうだな。」

福太郎「うねりながら着地するかもしれへん。」

千世子「獲物を目にすると静止し、口笛のような摩擦音を出して麻痺させるのだ。この金縛りは二、三時間継続し、その間にソレノグリファ・ポリポディーダは消化液を体内に蓄積するのだ。それから獲物にとびかかり、その猛毒で相手を即死させ、食すのだ。」

ゆうな「高速移動、バインドボイス、即死毒」

ゆえ「しゅうばんにでてくるがいあくもんすたーかんがつよい……。」

悠「麻痺耐性と即死耐性装備が必須だな」

千世子「準備は万全になのだ」

ラム「また食事のためでは娯楽のために獲物を殺害することもあり、毒で即死させた後、その動物の上に消化液を吐き掛けて溶けるのを待つその間ソレノグリファ・ポリポディーダは「グロブ・ト」という特徴的な鳴き声を発しながら獲物の周囲をぐるぐると回るというわ。」

ゆうな「これは害鳥…害獣?」

ゆえ「つまりてきでいいんだな……!」

悠「オラオラ(っ・д・)三⊃三⊃三⊃三⊃」

ラム「やかましい。」

悠「ジョアン・フォンクベルタ及びペレ・フォルミゲーラ著「秘密の動物誌」にある。同書には謎の失踪を遂げた動物学者、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の資料を基に記されたという体裁の書籍で、通常ではありえない多数の動物が写真や解剖図、観察日記などとともに掲載されている。」

福太郎「ただこれは「存在するとは写真に写るということである」という逆説を利用して未知の動物たちを紹介するものであり、掲載された動物たちは、すべてこの本のために創作されたものや。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「孫文像の怪異、ダーピセーク通りの魔のカーブ」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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