ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(4/1/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とミハイル殿下よ。」

悠「四月いっぱつ目の小鳥遊悠だ。」

ミハイル「ユーブガットミーロール♪ミハイル・竜胆・八世。ミハちゃんだ」

優希「早くてもう四月ですね」

悠「暖かくなってくれるのは嬉しい限りだ」

ミハイル「春を英語でスプリングというのは春の陽気に皆がピョンピョン跳ねるからスプリングと言うんだぞ」

優希「へぇ、そうなんですか」

ミハイル「いや、適当にいった嘘だ。」

優希「……」

悠「叩け、叩け~、叩け~~。」

紅菜「明日のジョー?」

優希「叩きませんて」

ミハイル「礼儀がわかっているな。それに比べてこのダボハゼは…」

悠「誰がダボハゼだ。この下膨れの三頭身のガキが」

ミハイル「言われてるぞ」

優希「アンタだよ!」

悠「叩け、叩け~、叩け~~」

優希「悠さんは悠さんでどれだけ俺に手を出させたいんですか…」

悠「一国の元首に手をかけれるチャンスだぞ。」

優希「国際問題ですよね。」

紅菜「といいますか、一国の王が護衛もつけずにうろちょろしてていいのですか?」

ミハイル「大丈夫だろう。日本の警察は優秀と聞いている」

紅菜「いつの時代の話ですか」

悠「っか、警察が動くのは事件が起きてからだけどな」

ミハイル「そういえば昔命を狙われたときはあった。まぁ、そんなつまらん話より今日は面白い発明品を持ってきたんだ」

優希「また、殿下の発明ですか」

ミハイル「なんだ、犬の卒倒とでもいいたいのか?」

優希「なんですそれは」

ミハイル「ワン・パターン」

「「「……」」」

ミハイル「だれるな」

悠「お前と話してると生命がすりへるような気がする」

ミハイル「なんという事をいう。豊かな知性にうらづけされたぼくの言葉は仏さまの言葉と同じくらいありがたいのだぞ」

悠「無縁仏か?」

ミハイル「ひねくれたやつだ。じつはその豊かな知性でこういうものをつくってきた。」

紅菜「なんです?」

ミハイル「じつはバッキンガム宮殿で国際エネルギー会議が開かれるのでな、国際的なエネルギーの不足を解消するために苦心のすえ僕が開発した……ガステレビ。電気の変わりに天然ガスを使って…」

悠「うまいぐあいに時間だ」

ミハイル「うまいぐあいにだと?人がいっしょうけんめい説明してるのに!うまいぐあいにとはどーゆー了見だ!」

悠「やかましい!ひとりで勝手にガステレビでも水力ラジオでも作ってろ!」

ミハイル「にゃあ~」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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