ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/30/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とミハイル殿下よ。」

悠「冥府魔道が散歩道以下略!のおれだ」

ミハイル「悩みの多い年ごろな僕だ。」

優希「悩みですか?」

悠「聞くだけ損だぞ」

ミハイル「宗教問題で悩んでいるのだ」

紅菜「国王となれば色々あるのね。」

ミハイル「じつは戴冠式でカトリック司教に冠をかぶせてもらうことになっているのだが……ぼくはカトリック信者ではないのだ」

悠「プロテスタントか?ならプロテスタントの司祭に頼めばいいだろ」

ミハイル「いや、真言宗だ」

ガタタ…

「「「……」」」

ミハイル「坊さんがお経をあげながら王冠を被せるなんてどう考えても絵にならんからな。」

チーン…

悠「勝手に悩め」

ミハイル「そういわず相談にのれ。トラブルシューターだろ。」

悠「トラブルでもねぇだろ……あっ」

ミハイル「なんだ?」

悠「この際カトリックの坊さんで間に合わせとけ」

ミハイル「目からレーザーが出そうだ」

優希「サイクロプスですか?」

ミハイル「いやはや、やるじゃないか。スッキリしたぞ」

悠「お前の悩みは意味がわからんな」

紅菜「けど、悩みを溜めてると身体には良くないわ。」

ミハイル「そのせいかなあ、最近どうも心臓の調子が悪い」

悠「それは高血圧のせいだろ」

ミハイル「ふにゃ~」

優希「高血圧って…」

悠「こいつ10歳のくせに成人病のかたまりみたいだからな」

ミハイル「なんの話やら。」

悠「これを見てみろ」

ピラ

ミハイル「顕微鏡を頼む」

悠「そこまでしなくていい。これがなにかわかるか?」

ミハイル「人差し指」

優希「いや指の先にあるものでしょ」

ミハイル「爪だろう」

優希「もしかしなくても、俺をからかってます?」

ミハイル「わかるか?」

優希「この紙を見ろといってるんです!」

悠「落ち着いて、このていどで怒ってたらコイツとは付き合えないぞ」

優希「はい…」

ミハイル「ふーむ…」

悠「いかが?」

ミハイル「細かい字をみたら目がストライキをおこした」

優希「どんな状態だよ!」

悠「細かい字を見ると目がストライキを起こすのか…なら難しいことを考えようとすると?」

ミハイル「頭がストライキを起こすして胴体から離れようとする」

悠「もし夜中に目が覚めて難しいことを考えようとすると?」

ミハイル「首がにゅーっと延びてきてあんどんの油をぺろーり、ぺろーり……そんなことするか!」

紅菜「結局この紙は?」

悠「健康診断の結果だ。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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