ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/29/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とミハイル殿下よ。」

悠「冥府魔道が散歩道以下略!のおれだ」

ミハイル「天下とったるでの僕だ!」

悠「なら、その天下を奪い取るおれだ」

ミハイル「なら、その天下を奪い取られたあと、天下を奪い返す僕だ!」

悠「なら、その…」

紅菜「そのループ会話やめませんか?」

悠「はっ、ついミハイルのペースに乗せられてしまった。」

ミハイル「今日の波はいい感じだろ」

悠「その乗るじゃねぇよ。」

ミハイル「タクシーか?」

悠「タクシーに乗る話なんかしてねぇよ!!」

優希「仲がいいのか悪いのかの解らないお二人ですね…」

悠「仲がいいわけあるか!」

ミハイル「大親友に決まってるだろ!」

悠「うるさい!」

ミハイル「やかましいわ!」

紅菜「二人ともうるさいです」

悠「みろ、お前のせいで怒られた。」

ミハイル「だれがだ?」

優希「怒られたと理解していない…」

悠「面の皮の厚さがミハイルのウザイところだ。あと性格の悪さと金の汚さと……」

ミハイル「ふーん」

優希「まったく動じてない…」

ミハイル「僕の嫌味に耐する精神と肝はザイルのように頑丈なんだ」

悠「自慢になることじゃないよな。」

ミハイル「簡単に鬱になったりする惰弱な奴らよりましだろ。」

優希「殿下は鬱とは無関係そうですね…」

ミハイル「僕はたくましいからな。だから10歳で国王をやれるのさ。あっはっはっは。」

悠「自分でいうな。っか、お前はたくましいんじゃない。図太いんだよ。」

ミハイル「そんなに誉めるんじゃない。」

悠「お前は本気で誉められてると受け止めてるだろうが、おれはいっさい誉めてない。」

ミハイル「あっはっはっは。冗談がうまくなったじゃないか。まぁ、僕の足元にはおよばないがな。」

悠「どうだ?発言の一つ一つが神経を逆撫でするだろ。」

優希「は、はは…」

ミハイル「神経を逆撫でするのは知らないが。僕が何かを撫でるとよく曲がるんだ。スプーンなら二、三本曲げたことがあるぞ」

優希「何者ですか…」

悠「あれだろ根性がねじ曲がってるから、触ったものがひねくれるんだろ。」

ミハイル「今のは……嫌味か?」

悠「今のはじゃなく、今までのが嫌味だよ。」

ミハイル「本当に冗談がうまくなったな。」

悠「……」

優希「悠さんが黙っちゃったよ…」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
32/100ページ
スキ